写真提供:富士見湯(品川区)
東京都内の銭湯では、換気や消毒の徹底、空気清浄機の導入など、新型コロナウイルスの感染予防対策を取った上で営業しております。
銭湯をご利用のお客様におかれましても、新型コロナウイルス対策、ならびに「黙浴」にご協力ください。
また、緊急事態宣言の発出に伴い、東京都内の一部の銭湯では新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、営業時間や定休日の変更、営業の自粛、飲食スペースの利用制限を行っている場合があります。
●緊急事態宣言に伴う浴場の営業時間の変更、施設の利用制限などについて
●銭湯の新型コロナウイルス感染対策例
銭湯経営者に聞く 新型コロナウイルス感染予防対策 その1
銭湯経営者に聞く 新型コロナウイルス感染予防対策 その2
銭湯経営者に聞く 新型コロナウイルス感染予防対策 その3
5月5日(水祝)の「こどもの日」は、伝統行事の「しょうぶ湯」が東京都内の銭湯で実施されます。
古くからショウブは、さわやかな香りが邪気を払い心身を清めるとして、軒に飾ったり、枕の下に敷いて眠り、無病息災を願いました。武士の時代にはショウブが「尚武」と当て字され、端午の節句に男子の成長を祝う行事に用いられるようになりました。ショウブの葉をお風呂に入れる「しょうぶ湯」の起源も古く、室町時代に始まったとする文献が見られます。
ショウブには主にアサロン、オイゲノールという精油成分が含まれています。これらには血行促進作用、強壮作用、免疫力向上作用があり、抗感染力を高めます。
ショウブのさわやかな香りもこうした成分からくるものです。夏に向けて、だんだん暑くなるこの時期に、お風呂にショウブを入れて呼吸や皮膚からこれらの成分を取り込み、様々な病気を未然に防ぐ、という昔の人の知恵が現在でも生きているのです。
子供のための特別な日に銭湯でしょうぶ湯につかり、子供の成長を祈りつつ、日本の古き良き伝統を心ゆくまで味わってみませんか。
銭湯の場所は、東京銭湯マップから探せます。
なお、地域によっては入浴料金の割引や飲料のプレゼントなどのイベントが行われます。詳しくは地域別銭湯情報をご覧ください。
4-5月 地域別銭湯情報はこちら
また、地域によっては、実施日が異なる場合があります。そのほか、定休日等で実施日が異なる場合がありますので、ご利用の銭湯までお問い合わせください。
※新型コロナウイルスを含む感染症対策の基本は「手洗い」や「マスクの着用を含む咳エチケット」です。下記の案内をご確認の上、銭湯へお出かけください。
銭湯をご利用のお客様には、既にホームページやSNS、ポスターやチラシ等でも新型コロナウイルス対策をお願いしておりますが、入浴中およびその前後にお客様同士の会話を控える「黙浴(もくよく)」にもご協力いただきますよう、改めてお願いします。
ロビーや脱衣場だけでなく、浴室やサウナでも会話を控えることは、飛沫による感染防止に役立ちます。
新型コロナウイルスが終息するまでは、ぜひ銭湯での「黙浴」にご協力ください。