重厚な宮造り銭湯からおしゃれなデザイナーズ銭湯まで、個性豊かな銭湯が30軒以上ある足立区では、8月を「銭湯月間」として、区内各所でさまざまなイベントを開催している。その一環として、8月25日(土)~9月2日(日)まで開催される「あだち銭湯展」では、銭湯関連の各種展示から、体験型のワークショップやライブペインティングまで、銭湯ファンはもちろん、これまで銭湯に縁がなかった人も楽しめるさまざまなイベントが実施される。
会場の足立区役所1階アトリウムには、レトロな暖簾や体重計、おかまドライヤー、ホーロー看板、ケロリン桶などの懐かしい銭湯用具をはじめ、イラストレーターのメソポ田宮文明さん、銭湯ハンコ作家の廣瀬十四三さん、庶民文化研究家の町田忍さんや銭湯芸術家ウエハラヨシハルさんの作品の数々が展示される。
また、町田忍さんとジオラマ作家・山本高樹さんの合作による「江戸銭湯ジオラマ」が初お披露目される。江戸時代の銭湯の構造が忠実に再現されているほか、精巧な人物フィギュアにも注目だ。昭和の銭湯ジオラマも同時に展示される。
8月26日(日)には、現役最高齢の銭湯背景画絵師・丸山清人さんがA4サイズの紙に富士山の描き方を指導する「銭湯背景画教室」と、銭湯の魅力をさまざまな視点からブログで発信している銭湯OLやすこさんによる、銭湯をイメージしたデザインで指先をお洒落に彩る「セルフネイルワークショップ」を開催。どちらも当日先着順に受け付け、材料の実費のみで手ぶらで参加できる。
富士山の描き方を指導する丸山清人さん
また、会場には今年4月2日〜5月31日まで実施された「あだち銭湯 川柳・写真・絵画コンテスト」の応募作品も展示されており、8月28日(火)にはその受賞者の表彰式と同時に、丸山絵師による銭湯背景画のライブペインティングも行われる。丸山さんが大きなキャンバスに見事なタッチで背景画を描きあげる様子を、銭湯研究の第一人者・町田忍氏による実況解説付きで鑑賞することができる。
ライブペインティングで熟練の技を披露する丸山さん
■開催情報
あだち銭湯展
開催期間:2018年8月25日(土)~9月2日(日)8:30~17:00
場所:足立区役所1階アトリウム
入場料:無料
●銭湯ワークショップ
日時:8月26日(日)11:00~16:00
(1) 銭湯背景画教室
講師:銭湯背景画絵師 丸山清人
開催時間 ①11:00~13:00 ②14:00~16:00
定員:各10名(当日会場で先着順に受け付け、定員になり次第締め切り)
費用:800円(材料費)※道具は会場に用意
(2) セルフ銭湯ネイルワークショップ
講師:銭湯OLやすこ
https://sentou-nail.wixsite.com/sentou-nail
https://blog.goo.ne.jp/sentou-yasuko
開催時間 ①11:30~12:30 ②13:30~14:30 ③14:30~15:30
費用:300円(材料費)※道具は会場に用意
●「あだち銭湯川柳・写真・絵画コンテスト」
表彰式& 銭湯背景画ライブペインティング
日時:8月28日(火)12:30~(約2時間半の予定)