8月8日(月)、文京区の大黒湯で小学生を対象にしたイベント「銭湯探偵団」が開催された。 これは小学校高学年を対象に、夏休みの自由研究に銭湯を役立ててもらおうと企画されたもの。
文京区内の小学生19名が参加
湯船のお湯があふれないのはなぜ? と関心を寄せる
イベントには文京区内の小学生19名が参加。銭湯の建物や設備を見学しながら銭湯の仕組みを勉強し、釜炊き、掃除、フロントでの接客など実際の開店準備にも挑戦。火の付いた釜の中へおそるおそる薪をくべたり、タワシやデッキブラシでのタイル掃除など、初めての体験に戸惑いながらも、楽しそうに学んでいた。
おそるおそる釜に薪をくべる
デッキブラシとタワシで浴室を掃除
開店準備後は入浴時間も設けられ、参加者一同汗を流し、銭湯の一日を満喫した様子だった。教室終了後は、「キッズ銭湯マイスター」の認定証が授与された。
大きなお風呂は気持ちいい!
「キッズ銭湯マイスター」の認定証を贈呈
参加者の一人は、「初めての経験ばかりでおもしろかった。お風呂場をきれいにするのが大変なことがよくわかった。また大きなお風呂につかりたい」と話した。
この日、講師を務めた大黒湯主人の岡嶋登さんは「地域貢献と子ども達の思い出作りにと考えて、企画しました。イベントを通して銭湯に親しんで、銭湯ファンになってくれたら」と将来に期待を寄せた。
講師を務めた大黒湯主人の岡嶋登さん
この「銭湯探偵団」は今後も区内の銭湯で定期的に開催していく予定。告知は文京浴場組合のホームページ http://www.sentou-bunkyo.com に掲載される。
【DATA】
大黒湯(文京区|茗荷谷駅)
●銭湯お遍路番号:文京区 2番
●住所:文京区大塚3-8-6
●TEL:03-3941-5826
●営業時間:15時半〜24時
●定休日:月曜
●交通:東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅下車、徒歩7分
●ホームページ:http://www.sentou-bunkyo.com/daikokuyu.html
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大黒湯は浴室に珍しい八角形の湯気抜きがあることで知られる