東京都内の銭湯では、11月26日(火)の「いい風呂の日」に「じゃばら湯」を実施します。
ゆずやかぼすに似た強い酸味と独特の風味が特徴の「じゃばら」は、古くから「邪気を払う」縁起物として珍重されてきました。近年の研究では、高い抗酸化作用や抗アレルギー作用を持つ柑橘フラボノイド成分「ナリルチン」を豊富に含み、花粉症やアトピー性皮膚炎などの「I型アレルギー」の抑制効果や美肌効果が期待できることでも注目を集めています。
じゃばらの生産は、原産地の和歌山県北山村から各地に広がり、今回の「じゃばら湯」に使用するのは愛媛県内子町産。ゆずの産地でもある内子町では、平成19(2007)年からじゃばらの栽培を始め、今では町の特産品としてじゃばらを使ったさまざまな加工品の開発・生産にも力を入れています。
じゃばらの収穫は11月から2月頃まで。収穫間もない今の時期のじゃばらの果皮は緑色で、熟すにつれて黄色くなっていきます。
季節の変わり目で何かと体調を崩しがちなこの時期に、銭湯の湯船に浮かぶじゃばらの香りに癒されながらゆったりと温まり、心身ともにリフレッシュしてみませんか?
実施日は地域や各銭湯によって異なります。諸事情により実施しない場合もありますので、ご利用の銭湯にご確認ください。
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