2019/05/22

トピック

都内の銭湯をランニングステーションとして活用し、大きな湯船で疲れを癒すと共に、健康増進に役立つコーヒーも楽しんでもらいたいと、東京都浴場組合とネスレ日本による「銭湯ランニングステーション&ランニングコースのお披露目会・セミナー」が2019年5月21日(火)、台東区の銭湯・堤柳泉で開催された。

この企画は都内8ヵ所の銭湯をランニングステーションとして、楽しく走れる推奨コースを案内するほか、ランニングの前後にコーヒーを提供し、ランニング愛好家の体のケアをサポートしようという試み。

当日は、ネスレ日本の福島洋一氏による「ランナーのためのコーヒーと健康講座」と題したセミナーを開催。コーヒーには脂肪燃焼を促進するほか持久力の向上に役立つカフェインや、紫外線による肌へのダメージを抑制する効果などが注目されるポリフェノールを多く含んでいることが発表された。「コーヒーはランナーの味方であり、相性がいい。ランニングの前後にぜひコーヒーを」と話した。

ポリフェノールやカフェインについて説明するネスレ日本の福島洋一氏

 

また、シドニー・ アテネオリンピック長距離走の元日本代表・大島めぐみさんは、堤柳泉をスタートとゴールにしたランニングコースを発表。「町中にありながら緑道や川べりなども取り入れた自然を感じられる周回コース。川沿いの心地よい風を感じてもらえたら」と語った。大島さんが推奨するランニングのためのストレッチ法も紹介された。

実際に走って監修したランニングコースについて説明する大島めぐみさん

 

堤柳泉をスタートとゴール地点にした周回コース

 

東京都浴場組合の佐伯雅斗常務理事は「銭湯といえばコーヒー牛乳が定番だったが、今後はコーヒーも銭湯の定番になることが期待される。新しいユーザーの開拓に繋げられれば」と今回の企画に期待を寄せる。

東京都浴場組合の佐伯雅斗常務理事

 

「銭湯×コーヒー ランニングステーション」に設定された各銭湯では、ランニングの前後にコーヒーを提供(有料)するカフェカウンターを5月中に順次オープンしていく予定。なお、大島めぐみさんが監修した8軒の銭湯を起点にしたランニングコースは、東京都浴場組合のホームページに後日詳細が発表される。


◆銭湯ランニングステーション&ランニングコース概要
【初級】
若松湯(足立区)約3kmコース
【中級】
堤柳泉(台東区)約5kmコース
寿湯(台東区)約5kmコース
梅の湯(立川市)約5.5kmコース
第一金乗湯(板橋区)約5kmコース
松の湯(品川区戸越)約4.5kmコース
【上級】
白山湯(江東区)約7kmコース
ひだまりの泉 萩の湯(台東区)約7.5kmコース

◆銭湯ランニングステーションの利用の流れ
① 各銭湯のフロント・番台で利用料金を支払う
② 脱衣場でランニングウェアへ着替え、荷物を預ける
③ ランニング前に、コーヒーを1杯
④ ランニング後、銭湯に戻り、湯上りにコーヒーをもう1杯
※台東区堤柳泉では、ドクターエアのストレッチマシンの使用が可能


8ヵ所の銭湯ではランニングの前後にコーヒーを提供

 

記者会見には、ゆっポくんも登場

 

会場となった堤柳泉のご主人はランナーで、ランニングクラブの代表も務める

 

ランニングの後は銭湯の大きな湯船でリフレッシュ!