書 名 |
著者名 |
出版社 |
発行年月日 |
内 容 |
AN IRREVERENT AND ALMOST COMPLETE SOCIAL HISTORY OF THE BATHROOM |
FRANK MUIR |
STEIN AND DAY |
1983 |
手紙や回想録、伝記、詩、物語、ゴシップ記事などから。バスルームやバスルームでの出来事についての記述を集めた本。『CLEANANDDECENT』(和訳「風呂トイレ讃歌」)から情報を得ている。 |
THE BATH |
DIANE VON FURSTENBERG,STEWART |
RANDOM HOUSE |
1993 |
世界各地の浴室をデザイン的な観点から紹介。写真多数。(英語版) |
BATHS AND BATHING IN CLASSICAL ANTIQUITY |
FIKRET YEGUI |
THE ARCHITECTURAL HISTORY FOUN |
1992 |
ヨーロッパを中心に、浴場と入浴の歴史についてまとめた。古代遺跡の写真、図面など多数。(英語版) |
THE BED AND BATH BOOK |
TERENCE CONRAN |
MITCHELL BEAZLEY PUBLISHERS |
1978 |
『ベッド・バスブック』の原本。(英語版) |
FURO, THE JAPANESE BATH. |
TEXT BY PETER GRILLI. PHOTOGRAPHS AND DESIGN BY DANA |
KODANSHA INTERNATIONAL, |
1985 |
風呂の心。風呂の歴史。温泉。家庭風呂。(英語版) |
HEIL−UND SCHWIMMBADER IN BUDAPEST |
|
PANNONIA VERLAG |
1970 |
ブタペストの湯治場とプール。入浴施設の写真豊富。(独語版) |
IN DEN TEMPELN DER BADELUST ARCHITEKTUREN DER SINNICHKEIT |
JOSEPH VON WESTPHALEN,GERHARD GERHARD P. MULLER |
BUCHER |
1986 |
殿堂の中の入浴の楽しみ。家庭の風呂ではなく大浴都での入浴スタイルを紹介。明治初期の日本や、ヨーロッパの古い入浴写真も。(独語版) |
THE ISLAMIC BATHS OF PALESTINE |
MARTIN DOW |
OXFORD UNIVERSITY PRESS |
1996 |
パレスチナのお風呂について書かれた本。 |
LE LIVRE DU BAIN |
FRANCOIS DE BONNEVILLE |
FLAMMARION |
1997.10 |
公衆浴場から個人の家の浴室まで、入浴文化の展開の中で生み出されたさまざまの浴槽と浴室を紹介している。テキスト仏語。 |
PLEASURES OF THE JAPANESE BATH |
PETER GRILLI,DANA LEVY DANA |
WEATHERHILL |
1992 |
外国人により、日本の風呂、入浴について紹介されている。風呂の歴史、温泉や銭湯でくつろぐ人々の写真。(英語版) |
THE WATER TEMPLE GRUNDERZEIT AND JUGENDSTIL PUBLIC BATHS |
DIETER LEISTNER KRISTIN FEIREISS |
ACADEMY EDITIONS |
1994 |
屋内のプールやサウナについて簡単な説明つきで紹介する写真集。 |
あまたれ人生 |
柳家金語楼 著 |
冬樹社 |
1965 |
風呂屋の名前にもいろいろあるが、まだ聞いたことがないのは、からし湯、くず湯、茶の湯など。他に、銭湯を舞台にした落語について。 |
アメリカの横顔 |
中内正利 著 |
研究社出版 |
1956 |
アメリカの日常生活について。浴室、台所、ホテルでの宿泊。 |
PLEASURES OF THE JAPANESE BATH |
PETER GRILLI,DANA LEVY DANA |
現代ユウモア全集刊行会 |
1928.12.20 |
洋行前に名古屋ホテルで洋式風呂に入る話。船中で海水の風呂に閉口する話。セーヌ川に浮かぶ船を改造した銭湯の話などのエピソードでつづる旅行記。 |
THE WATER TEMPLE GRUNDERZEIT AND JUGENDSTIL PUBLIC BATHS |
DIETER LEISTNER KRISTIN FEIREISS |
みやま書房 |
1990.06 |
幕末の北海道を訪れた外国人の体験記。蝦夷三湊にも銭湯があり、その営業形態は当時の江戸の銭湯と共通点がある。銭湯の構造についての考察、自家風呂や温泉についても。 |
あまたれ人生 |
柳家金語楼 著 |
冬樹社 |
1965 |
風呂屋の名前にもいろいろあるが、まだ聞いたことがないのは、からし湯、くず湯、茶の湯など。他に、銭湯を舞台にした落語について。 |
アメリカの横顔 |
中内正利 著 |
研究社出版 |
1956 |
アメリカの日常生活について。浴室、台所、ホテルでの宿泊。 |
異国膝栗毛 |
近藤浩一路 著 |
現代ユウモア全集刊行会 |
1928/12/20 |
洋行前に名古屋ホテルで洋式風呂に入る話。船中で海水の風呂に閉口する話。セーヌ川に浮かぶ船を改造した銭湯の話などのエピソードでつづる旅行記。 |
異国人のエゾ |
小山内忠司 著 |
みやま書房 |
1990/06 |
幕末の北海道を訪れた外国人の体験記。蝦夷三湊にも銭湯があり、その営業形態は当時の江戸の銭湯と共通点がある。銭湯の構造についての考察、自家風呂や温泉についても。 |
礎 郷土史 |
当麻町郷土史研究会 編 |
当麻町郷土史研究会 |
1988/03 |
北海道当麻町の郷土史。第5章には、明治屯田時代の共同風呂、五右衛門風呂の写真と記述。第7章には、開拓時代からの飲水、井戸、五右衛門風呂についての記述。 |
いま、むかし・銭湯 |
INAXギャラリー企画委員会 企画 |
INAX東京ショールーム |
1988/05 |
銭湯の建築史・風俗史。現代の都内の銭湯まで。写真豊富。 |
いらっしゃい北の銭湯 |
塚田敏信 著 |
北海道新聞社 |
1998/10/09 |
珍しいタイル絵、昔懐かしい浴用品、ユニークのれん…。見過ごしてきた銭湯文化の魅力を掘り起こした。心と体があたたまるこだわりの名銭湯がいっぱい。 |
インダス文明 |
ウィーラー 著 曽野寿彦 訳 |
みすず書房 |
1966 |
モヘンジョダロ、ハラッパの大浴場。写真も豊富。 |
インド古代史 |
コーサンビー 著 山崎利男 訳 |
岩波書店 |
1966 |
モヘンジョダロの建物群の遺跡の中庭には、縦7M、横12M、深さ2Mの長方形の水漕(浴漕)がある。復元図も。 |
浮世くずかご |
奥野信太郎 著 |
講談社 |
1960 |
戦後間もなくの銭湯の様子。燃料不足・時間制・混雑という銭湯で、一般の入浴客に先立って入った闇風呂の思い出。 |
浮世風呂 江戸の銭湯 |
神保五弥 著 |
毎日新聞社 |
1977/12 |
浴場の発達−銭湯の始まり。浮世風呂。銭湯の構造と経営‐光明皇后の故事。陽気な浴客民の社交場。銭湯歳時記−銭湯の一日。銭湯の四季など。 |
浮世風呂 女湯之巻 |
式亭三馬 著 |
江戸書林 |
- |
「文化六年巳の重陽前後五日の急案」との式亭三馬自序つき。 |
浮世風呂・浮世床 |
式亭三馬 著 |
有朋堂書店 |
1927/11/12 |
式亭三馬の『浮世風呂』『浮世床』の現代語訳。 |
浮世風呂解注 稿本 |
出口米吉 編 式亭三馬 著 |
玄鹿洞書院 |
1934/12/23 |
注釈付き『浮世風呂』。 |
裏から見た現代住宅 |
ベルナルド・ルドフスキー 著 小池新二 村山清 訳 |
彰国社 |
1959 |
古代ローマには多くの浴場が存在し、入浴を楽しんでいたが、中世から現代に至っては、浴室は機械的な一設備にすぎず、入浴も単に体を洗うだけである。入浴から楽しみがなくなった事情を考察。 |
衛生百話 |
松下禎二 著 |
博文館 |
1918/07/07 |
「湯屋を改良せよ」−多くの人が入浴する浴場は、病原菌が多く、さまざまな病気を起こす。これを防ぐために著者が提案する浴場と、入浴法。その他、温泉の効用、生水の飲用に対する警告。 |
江戸アルキ帖 |
杉浦日向子 著 |
新潮社 |
1989/04 |
江戸の町散歩。綾瀬川の湯船(水上銭湯)、湯銭は普通の湯屋の半分だった。神田や日本橋の湯屋の様子。行水の風景。 |
江戸小ばなし考 落語のふるさとをたずねて |
加太こうじ 著 |
佑啓社 |
1968 |
勘当になった道楽息子が、桜風呂という名の銭湯へ奉公に上り番台にすわるという落語『桜風呂』の他、小ばなしを紹介しながら江戸の銭湯の風俗や人情を描く。 |
江戸娯楽誌 |
興津要 著 |
作品社 |
1983/12/25 |
江戸の銭湯を舞台にした風俗・人情などを、川柳の解釈をまじえながら生き生きと描写。 |
江戸時代之武士 |
爪生喬 著 |
宝永館書店 |
1900/11/20 |
「湯女」の頃に湯女風呂と称し「浴客に媚を呈し、淫を売る一種の遊女ありき…。」とある。明治時代の書。 |
江戸商売図絵 定本 |
三谷一馬 著 |
立風書房 |
1986/05/15 |
江戸の商売各種を図絵にそって紹介。石榴口、石榴口内部や水売りの図がある。 |
江戸庶民の風俗と人情 |
興津要 著 |
桜楓社 |
1979/10 |
式亭三馬の『浮世風呂』の紹介。舞台となった江戸の銭湯について。その数、ざくろ口の由来、しきたり、入浴料など。 |
江戸と北京 英国園芸学者の極東紀行 |
ロバート・フォーチュン 著 三宅馨 訳 |
広川書店 |
1969 |
1860年の英人園芸学者の紀行文。日本の混浴に対する感想。 |
江戸東京歴史読本 |
小森隆吉 著 |
弘文堂 |
1984/09 |
「生業と水」の章に1.物売りと水−水売り、水屋、白玉在り地。2.水茶屋−笠森お仙、評判の茶汲女他、湯屋、湯女。3.娯楽と水−水からくりと水芸、水と納涼など。 |
江戸入浴百姿 |
花咲一男 著 |
三樹書房 |
1992/03 |
江戸銭湯の始め。風呂のいろいろ。くすり湯。江戸の湯屋。銭湯の客。湯屋で働く人々。風呂吹き大根の話や、光明皇后の施行風呂についても。 |
江戸のくらし |
芳賀登 編 |
柏書房 |
1981/04 |
文政年間の銭湯について。 |
江戸の二十四時間 |
林美一 著 |
河出書房新社 |
1989/01 |
長屋の住民、将軍、岡っ引き、旗本、同心など、各層の生活を24時間のドキュメント風に紹介。八丁堀の七不思議の一つ「女湯の刀掛け」の話など。 |
江戸の風呂 |
今野信雄 著 |
新潮社 |
1989/02 |
江戸の湯屋。湯屋風景。湯道具さまざま。湯屋の仕事。経営し入浴の教訓書。風呂の種類。信仰と伝説。湯温繁盛。近世の風呂。浴場異聞。 |
江戸の遊女 江戸時代漫筆 |
石井良助 著 |
自治日報社出版局 |
1971 |
「湯屋のこと」の項に、湯屋の変遷や、湯屋の営業権「湯株」の話。また江戸の早い時代には、湯屋の看板は、矢をつがえた弓を欅にぶらさげたものであったことなどにもふれる。 |
江戸の湯う屋 |
花咲一男 編 |
近世風俗研究会 |
1970 |
銭湯のはじめと湯銭の変遷。また、湯屋を題材にして詠まれた雑俳、川柳を解説。挿絵も豊富。 |
江戸繁昌記 |
寺門静軒 著 佐藤進一 訳 |
三崎書房 |
1972 |
著者は天保年間の人。「湯堂(湯屋)」の項に、未明の湯、大家の意見、諸種の浴客などの順に当時の入浴情景を描写。現代語訳。 |
江戸風俗 社会と世相 |
|
雄山閣出版 |
1961/08/25 |
「湯女」−湯女風呂、銭湯のはじめ、風呂屋女、丹前風呂など江戸期の銭湯をめぐる風俗の変遷や、幕府側の対応について。 |
江戸物価事典 |
小野武雄 編著 |
展望社 |
1979/05 |
「風呂屋・浴戸・湯銭」「大阪浴戸株と入浴料」「天保の湯銭」「文久前後の湯銭」の各項。他に、飲料水の値段から湯女と遊女の揚代についてまで。 |
江戸名所図屏風の世界 |
小木新造 竹内誠 編 |
岩波書店 |
1992/12 |
「江戸各所図屏風」(出光美術館所蔵)により、江戸初期の町の様子と人びとの暮らしぶりを紹介。湯屋と湯女。カラー図版93枚。 |
江戸吉原図聚 |
三谷一馬 著 |
立風書房 |
1977/02 |
「登楼」の章に便所。「廓内」の章に銭湯「妓楼」の章に便所・風呂場。「遊女の生活」の章に行水の各項。そりぞれに挿絵をつけて設明。 |
江戸猥談 |
坂田俊夫 著 |
成光館出版部 |
1928/04/05 |
江戸銭湯雑考として『そぞろ物語』や『歴世装考』から『骨董集』『甲陽軍艦』など、各種文献をとりあげ説明。他に風呂敷についての記述も。 |
江戸城大奥の生活 |
高柳金芳 著 |
雄山閣出版 |
1969 |
大奥女中限(身分)を反映した給与の一つに湯之木(風呂の燃料)の束数があった。また風呂場は将軍や大名のお手付の場となる例が多く「御場殿の子」という名称さえ生じた。 |
江戸っ子は、やるものである。 |
渡辺文雄 [著] |
みずうみ書房 |
1988/07 |
著者は神田生まれの俳優。子供の頃の銭湯の思い出。はしゃぎすぎて叱られたりもしたが、友達と一緒なら楽しかった。入れ墨をした鳶の頭のオッサンや呉服屋のおじいさんとのふれあい。 |
絵筆の従軍 |
武藤夜舟 著 |
南越社 |
1934/01/10 |
満州事変の勃発以来、著者は戦場スケッチの目的で従軍した。当時の中国の銭湯について。「日本軍歓迎」のビラが出ている。場船は混雑しており、洗濯屋が出張して来てシャツなどを洗っている。 |
欧州旅行記 |
宝蔵寺久雄 著 |
干城堂 |
1935/01/03 |
ローマの浴場遺跡。当時のパリ、モスクワの共同便所について。 |
欧米巡遊日記 |
小塚正一郎 著 |
小塚正一郎 |
1910/09/01 |
明治後期の旅行記。トルコ風呂の光景を紹介。入浴料は思召次第とあり、入口から梯子を登る。タオルを腰にまいて、まず蒸風呂に入り、次に本風呂、横になり、三助に全身を洗ってもらった。 |
お江戸あちこち |
保科恒二 著 |
芸文社 |
1969 |
江戸朝風呂。当時の湯屋の看板には、矢の形のものを木で作って立てておいたという。その心は「弓射る(湯入る)」。 |
大阪物語 |
鷲谷樗風 著 |
教材社 |
1940/08/05 |
明治初年の大阪の銭湯の人間もよう。まだ湯女の気分が残っていた。 |
丘の橋 |
内田百 著 |
新潮社 |
1939/06/01 |
浮世風呂−銭湯についてのエッセー。 |
岡山盛衰記 |
岡長平 著 |
研文館吉田書店 |
1975 |
岡山県の郷土誌。「床屋と銭湯」−多人数が集まって、喧噪に流れやすいという理由で法度とされていたが、庶民の要求でどんどん増えていった。 |
奥沢 世田谷区民俗調査第5次報告 |
世田谷区民俗調査団 編 |
[東京都]世田谷区教育委員会 |
1985/03 |
東京都世田谷区奥沢の民俗調査。銭湯と、住宅の風呂場について。関東大震災で、都心から移って来た人も多く、3軒の銭湯が昭和初期にできた。当時、農家には風呂があったが、燃料がなかった。 |
おのづから物語 |
高木卓 著 |
宝文館 |
1949 |
男装の麗人が登場する。「お湯殿の巻」。 |
お風呂考現学 日本人はいかに湯となごんできたか |
江夏弘 著 |
TOTO出版 |
1997/05/10 |
仏教伝来がもたらした風呂文化、江戸の銭湯百景や近代の風呂の技術革新についてなどお風呂の始まりから変遷そして未来について書かれた本。 |
おふろだいすき |
松岡享子 作 林明子 絵 |
福音館書店 |
1982/04 |
おふろでいすきのぼくがおふろに入っていると、いろいろな動物がお湯の中からあらわれる。子供向けの楽しい絵本。 |
お風呂の秘密・温泉の不思議 なぜ銭湯の壁絵には富士山が描かれるのか? |
湯けむりクラブ 編 |
ハローケイエンターテインメント |
1996/12/05 |
なぜ銭湯の壁には富士山が描かれているの?といった素朴な疑問から科学や健康、歴史までお風呂に関するさまざまな疑問・秘密がわかる本。 |
おふろぼうや |
パム・コンラッド 文 リチャード・エギエルスキー 絵 たかはしけいすけ 訳 |
セーラー出版 |
1994/10/09 |
お風呂のへりに並んでいる木の人形の、ある日の事件。翻訳絵本。 |
おふろ漫筆 |
中村国雄 著 |
三和図書 |
1965 |
おふろについての随筆集。ふんどしまかり通る。風呂と海女。入浴の科学。家庭温泉。のぞき屋列伝。楽屋風呂綺談。ヤミ風呂など53篇。 |
おふろばをそらいろにぬりたいな |
ルース・クラウス 文 モーリス・センダック 絵 大岡信 訳 |
岩波書店 |
1979/09 |
おふろばをそらいろにぬりたいな、てんじょうは、どのへやも、みんなみどりいろさ。子どもがゆめみるにじみたいなうちのはなし。 |
おふろやさん |
西村繁男 作 |
福音館書店 |
1983/11 |
これから、あっちゃんは、おとうさんとおかあさんと、おふろやさんにでかけます。銭湯の情景を生き生きと描いた大人も子供も楽しめる絵本。 |
想い出の満洲 絵と文 |
佐久間晃 著 富山衛 著 |
恵雅堂出版 |
1971/07/01 |
澡堂子(中国の銭湯)は、混浴の池子と個室の盆塘の二種がある。中は湯気がたちこめており、冬でも暖かい。盆塘では、ボーイが茶と料理を運んでくれ、三助も頼め、ひげ剃り、散髪も揃っている。 |
おもしろ江戸の雑学 いきといなせとお武家と商人 |
北村鮭彦 著 |
永岡書店 |
1988/10 |
風呂屋というのは田舎者。混浴も平気な江戸の娘。古川柳など湯屋風景を面白く紹介。他に飲み水の話など。 |
面白生活 第2巻第9号(通巻15号) : 1991.9 銭湯文化発掘の旅 |
カタログハウス 編 |
カタログハウス |
1991/09/01 |
関東大震災や戦災という激動の時代をくぐり抜けてきた銭湯には、昭和ロマンが漂っている。年々閉湯する銭湯も多い中、全国から38軒の名物銭湯を紹介。 |
おらっての昭和 聞き書き「ひとこま自分史」 |
新潟日報社 編 |
新潟日報事業社出版部 |
1990/01 |
新潟市で鶴乃湯を守り続けている女性の回想。銭湯に嫁ぎ、戦争に行った夫の留守を預かり、新潟地震で初めて休業したこと。そして、銭湯が減っている現在もなお、親しまれている鶴乃湯。 |
温故知新江戸乃花 |
尚古堂主人 著 野口竹次郎 編 |
博文館 |
1890/04/24 |
戯作本的タッチで江戸の制度、風俗、商売などを紹介。江戸の浴場風景を描いた湯屋の項あり。 |
外人の観た明治の日本 |
田村栄太郎 著 |
興亜書房 |
1943/10/30 |
西洋人の目に映った日本の姿を、様々な文献から紹介。日本人の異常なまでの風呂好きについてなど。 |
外遊漫筆 |
吉田辰秋 著 |
明治図書 |
- |
シベリア鉄道の列車の中の風呂。2円19銭のバスはホテル同様で快敵だった。他にエジプトの飲料水の話も。 |
夏日夜話 |
東京朝日新聞社会部 編 |
日本評論社 |
1927/08/17 |
草津湯泉入湯記−湯揉みの様子。また、三助体験記。 |
風になりたや旅ごころ |
森崎和江 著 |
葦書房 |
1991/06 |
銭湯で出会った女性たちの思い出と著者の入浴史。入浴を本当に味わえるようになったのは、我が身を労るようになってからだという。風呂を沸かす仕事は家族に慰安を与えるための楽しい働きだった。 |
風は過ぎ行く 私の戦中ノート |
森輝 著 |
隣人社 |
1967 |
戦時下の銭湯の燃料難・混雑ぶり。その反面、情実入浴が行われ、板ま間かせぎ(湯具の盗難)も横行した。他にも当時の帝都糞尿譚。 |
風は景と共に暖かし 明治・大正・昭和に生きる |
堤十女橘 著 |
白帝社 |
1987/04 |
一教師の明治・大正・昭和に渡る自伝。珍しい風呂として五右衛門風呂を紹介。 |
勝浦こぼればなし |
井桁重太郎 著 |
夷隅文化出版会 |
1980/08/01 |
明治35〜36年大正時代にかけて、千葉県勝浦にあった銭湯の様子。 |
葛飾に生まれて 随筆 回想の記 |
岩附良雄 著 |
岩附良雄 |
- |
大正年間の東京都葛飾区の生活。端午の節句の菖蒲湯の思い出。当時、風呂桶への水入れは、井戸からつるベで汲み上げ、手桶などで運んだ。他に、川の水を汲み入れた露店風呂のこと。 |
家庭の物理 |
武井俊一郎 著 |
厚生閣 |
1942/09/18 |
湯殿の物理、台所の物理、洗濯と乾し物など、実際の家庭生活に役立つように解説されている。湯殿の問題としては、釜・浴槽の形、燃料、湯温、浴用物質(入浴剤)について述べられている。 |
甕風呂 陣中漫画・スケッチ |
三上卯之介 作 |
三友社 |
1939/08/01 |
昭和12〜13年頃の中国戦線での生活。兵隊が入浴したい一念から甕風呂を作った。風呂を沸かすために作った甕ではないので、湯は別の所で沸かす。また、飲み水や野戦便所などについても。 |
雁風呂 随筆 |
内田清之助 著 |
光文社 |
1946/10/10 |
渡り鳥・雁の哀しい伝説から名付けられた雁風呂について。 |
川崎空襲・戦災の記録 |
川崎市 編 |
川崎市 |
1975 |
昭和20年の空襲の体験談。銭湯が焼け跡から風呂釜と薪を集めて野天風呂をたて、あちらから人が集まった。 |
韓国グラフィティ 韓国世界へのアプローチ・ハンドブック |
小宮清 新谷直恵 著 |
みずうみ書房 |
1985/12 |
銀行のビルの地下にある銭湯の様子−男湯、女湯の設備をイラストで紹介。一流のコモドールホテルのバスタブ。 |
眼前小景 |
笹川潔 著 |
敬文館書房 |
1912/01/22 |
三助について。女湯三助という異性が立ち交っていることは、女性の人格を認めない悪い習慣だと著者はいう。文明国の体面としても、この風習はなくすベきである。明治45年の文章。 |
紀行と随想 |
三田尾松太郎 著 |
山と渓谷社 |
1947/04/01 |
三年薪の風呂。風呂の湯味は石炭よりガス、ガスより薪、薪も三年越しの油気のぬけたもので焚いたのが、感触が良いばかりでなく健康上にも良いとされているようだ。 |
技術と民俗 |
網野善彦 [ほか]編 森浩一 [ほか]著 |
小学館 |
1985/05 |
豊後の石風呂、佐渡の蒸風呂(オロケ)、周防大島の石風呂など写真および図解つき。 |
北の田舎の物語 |
高橋金三 著 |
どうぶつ社 |
1986/01 |
銭湯もない青森県脇野村で戦争直後までみられた入浴習慣。当番の家が、直径2Mもある露天の釜湯をたき、お互いにもらい湯をした。 |
北の生活宅配便 北欧の知恵をあなたに |
伊藤隆一 著 |
北海道新聞社 |
1986/11 |
フィンランドと日本のサウナ比較。フィンランドのサウナは素朴だが生活に密着している。 |
きつつきの路 随筆 |
内田亨 著 |
東和社 |
1952 |
筆者のドイツ滯在時の風呂屋の体験。また、五右衛門風呂に入ったヨーロッパ人の話。その他、各地の温泉の様子。 |
旧聞日本橋 |
長谷川時雨 作 |
岩波書店 |
1983/08 |
湯屋の様子。その構造が図示されている。 |
京を探る 庶民の祈りを秘めて |
辻与一 著 |
白川書院 |
1971 |
正月二日、初風呂に浸りながら、明治頃の初風呂風景や風呂の歴史について思いをめぐらせる。 |
京都おもしろウォッチング |
赤瀬川原平 他著 路上観察学会 編 |
新潮社 |
1988/09 |
京都の銭湯の魅力を深る。東京では〇〇湯が多いが、京都や大阪には〇〇温泉というのを見かける。外観は町屋風なので目立たない。その他、東京と京都の銭湯のちがいを考える。写真多数。 |
京都庶民生活史 |
CDI 編 |
京都信用金庫 [東京] 鹿島研究所出版会(製作) |
1973 |
鎌倉末期から室町期にかけての京の町の浴場は、蒸し風呂形式の風呂と現在の風呂に近い湯屋が混在していた。止場や合沐という団体貸し切り制度もあり、一部の公家などが利用した。 |
京都の旅 |
松本清張 著 樋口清之 著 |
光文社 |
1966/04/10 |
八瀬の釜風呂の話。料亭の庭先に形だけ復元され観覧に共されている。 |
清方随筆選集 |
鏑木清方 著 |
双雅房 |
1944/09/15 |
五月五日、菖蒲湯につかる女性の美しさを描いた『菖蒲湯』。また、風呂好きの著者の、さまざまな入浴の思い出について書いた『入浴』。 |
銀座が好き 銀座百点エッセイ |
資生堂 編 |
資生堂 |
1990/01/31 |
銭湯・金春湯の思い出。筆者は仕事の手がすくと思うと、入浴用の小道具をしのばせて銭湯に出かける。これは、学生時代のエスケープに似て、なかなかおつなものだという。 |
銀座わが街 四百年の歩み |
銀芽会 編 |
白馬出版 |
1975 |
銀座に二軒だけとなった民間の今春湯と草津湯、そして昭和50年にできた都営の銀座湯など、銀座の銭湯の話。 |
近世近代150年性風俗図史 |
高橋鉄 著 |
久保書店 |
1968 |
明治初期の混浴の様子。図版多数。 |
近世近代150年性風俗図史 |
高橋鉄 著 |
久保書店 |
1969 |
図版多数。 |
苦笑風呂 |
古川緑波 著 |
雄鶏社 |
1948 |
喜劇役者のエッセイ集。真冬の入浴の撮影の辛さ。ドブンと湯舟につかった時は良いのだが、撮り出さないうちにのぼせて、涼むとすぐに冷えて、暑いのか寒いのかわからなくなってくる。 |
GOOD DAY 通巻16号 : 1983.12 銭湯 |
国鉄 編 |
国鉄 |
1983/11/01 |
東(東京)と西(大阪)の褌の文化大比較。銭湯雑学講座26。日本人と風呂。番台人生60年。背景画コレクション。写真豊富。 |
暮らしの中の危険 新聞のコラムより20選 |
島野康 著 |
第一法規出版 |
1989/03 |
やけど、溺死など、乳幼児を中心にした風呂場での事故について。 |
暮してみたソ連2000日 |
今井博 著 |
毎日新聞社 |
1985/10/30 |
蒸し風呂の公衆浴場バーニャについて体験談をまじえて、詳細に記述。最大のサンドノフ浴場や小規模なモジャイスキエ浴場の様子など。 |
慶長見聞集 |
三浦浄心 著 中丸和伯 校注 |
新人物往来社 |
1969 |
草創期の江戸、湯屋のおこりから繁昌していく様子。天正19年夏、伊勢輿市という人が、銭瓶橋の辺りに、せんとう風呂をたて、永楽一銭の入浴料をとったのが湯屋のはじまり。 |
京阪と江戸 |
宮本又次 著 |
青蛙房 |
1974 |
遊里から見た上方と江戸−風呂屋と湯女。習俗から見た上方と江戸−湯屋と風呂屋。江戸期における上方と江戸の風呂と入浴文化の比較。 |
刑法おもしろ事典 |
和久峻三 著 |
中央公論社 |
1986/05 |
湯で浴槽の栓を抜いて湯を流してしまうと、器物損壊の罪になる。 |
建築 |
板垣鷹穂 著 |
育生社弘道閣 |
1942/10/20 |
居住生活にぜいたくを求める場合、著者は浴室と書斎に力を入れるという。浴室に関する著者の考えが、明快に表現されている。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(7) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1912/11/15 |
公衆浴場の機関給水部について。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(8) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1912/12/15 |
土耳古風呂(TURKISHBATH)について。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(9) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/01/15 |
世界における「浴」と名づく性質のものについて、その種々の構造や設備の話。川・海水浴。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(10) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/02/15 |
川・海水浴のつづき。別荘・倶楽部・旅館等のプールについて。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(11) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/03/15 |
空気浴と太陽浴。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(12) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/04/15 |
空気浴・太陽浴つづき。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(13) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/05/15 |
空気浴・太陽浴の仕方とその効能。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(14) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/06/15 |
空気浴・光線浴つづき。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(15) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/07/15 |
医療浴・電気光線浴とこれに付随した種々の浴法並びに設備について。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(16) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/08/15 |
医療浴つづき。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(17) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/09/15 |
粘土浴(FANGOMUDBA−TH)。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(18) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/10/15 |
電気光線浴。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(19) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/11/15 |
家畜の浴法、浴場について。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(20) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1913/12/15 |
犬の浴法について。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(1) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1912/05/15 |
まず日本の湯屋建築史。660AD〜明治時代まで。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(2) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1912/06/15 |
西洋の浴場史。エジプト、アテネ、ローマ、イギリス、ドイツ、ロシア、アメリカなど。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(3) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1912/07/15 |
湯屋設計建築法。浴場部、洗濯部、機関並びに給水部の順に。次に、一人用浴槽部について。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(4) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1912/08/15 |
遊泳浴場部について。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(5) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1912/09/15 |
蒸風呂部について。次に、浴場経営者の住宅をどこにとるか。遊泳浴場部を冬季も使用する方法。公衆浴場内入浴部の設備。 |
建築工芸叢誌 湯屋(BATH)建築(6) |
溝口直介 著 |
建築工芸協会 |
1912/10/15 |
公衆浴場内洗濯部について。欧州では大抵は風呂屋の副業となっており、市中の小さな洗濯屋がここで洗濯するところと、湯屋自家用でタオル等洗うところがある。 |
建築探偵東奔西走 |
藤森照信 文 増田彰久 写真 |
朝日新聞社 |
1988/05 |
東京型の銭湯の傑作は下町に多い。足立区大黒場は、入口の上の所に立派な唐破ががついている。また子宝湯は、唐破風の軒下に見事な七福神の彫刻がある。他に、台東区の廿世紀浴場。 |
建築探偵日記 東京物語 |
藤森照信 著 |
王国社 |
1993/07 |
東京クラシック銭湯の中に入る千住の子宝湯を紹介。昭和4年創業の子宝湯は、千住の遊廓の隣に建てられ、千鳥破風の大屋根と、入口の上の唐破風を持つ。唐破風の下にある七福神の彫刻が見事である。 |
建築と社会 第68集第1号(通巻778号) : 1987.1 入浴物語 |
日本建築協会 編 |
日本建築協会 |
1987/01/25 |
風呂と入浴物語。各界の人々によるエッセイ集。外人留学生による入浴談議。事例・今おもしろい温泉みてあるき。資料篇・KURHAUSなどの各章。他に座談会の記録も。 |
元禄御畳奉行の日記 尾張藩士の見た浮世 |
神坂次郎 著 |
中央公論社 |
1984/09 |
実在の主人公が、上方に遊び、美人湯女がひしめく湯女風呂へ行く。 |
考現学の誕生 吉田謙吉COLLECTION 1 |
吉田謙吉 著 藤森照信 編 |
筑摩書房 |
1986/11 |
「銭湯風俗考現学14景」−入浴者コース調ベ。14人の入浴者がどういうコースをとり、どんな行動をおこすか、銭湯平面図上に動線を明示しながら説明。 |
公衆浴場 |
彰国社 編 |
彰国社 |
1956 |
東京天然温泉、亀戸温泉、船橋ヘルスセンターなど、当時の娯楽施設として好評だった6つの公衆浴場の施備を紹介。 |
公衆浴場の適正配置 |
須川豊 著 阿部幾久雄 著 |
日本厚生通信社 |
1955/03/20 |
公衆衛生と公衆浴場の関係(衛生学的な配置)・公衆浴場経営の条件(経営上の配置)・適正配置の原則と定め方・公衆浴場法の判定と一部改正・法運用の諸問題など。 |
公衆浴場史 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合連合会 |
1972 |
沐浴の起源から現代の公衆浴場がかかえる問題まで。付録として図書目緑と672年以来の公衆浴場史略年表。 |
公衆浴場史略年表稿本 |
|
全国公衆浴場業環境衛生同業組合連合会 |
1969 |
明治以降の公衆浴場をめぐる動きについて詳述。欲場の数、入浴料の動き等々。例えば昭和19年2月には「萩窪曙管内、浴場の燃料不足のためカラン数の減少甲請を許可」とある。 |
公衆浴場史略年表稿本 |
|
全国公衆浴場業環境衛生同業組合連合会 |
1970 |
壬甲年間以来の古文書等を解説。例えば、新年初湯「此日、年首、始有湯殿事」(『猪隈関白書』1201年)については、新年の初場の日は一定せず、宮中では、二日、八日が多いと注釈。 |
極道まんだら |
永六輔 著 |
文芸春秋 |
1971 |
大正末期の銭湯で三助をしていた人の回想。当時、男が働いて一番稼げるのは三助だった。女性は三助を男性と思わない。きれいな彫物をしている姐さんも結構いた。その後、銭湯を経営した。 |
心にのこるいろんな話 |
宇野信夫 著 |
講談社 |
1988/11 |
銭湯の風景さまざま。三助を呼ぶための拍子木の音、入れ墨の男と、その子供の入浴風景、山谷の銭湯で桶を洗う番頭の姿などに心をとめる著者。 |
心の持ち方 |
大和勇三 著 |
池田書店 |
1953 |
女三助のいるスウェーデン、フィンランドの公衆浴場、三助は体格の良い老女であった。ほかに、蒸風呂仁義。 |
古寺巡礼 |
和辻哲郎 著 |
岩波書店 |
1979/03 |
法華寺の境内に光明皇后施浴の伝説を負うた浴室がある。これはいわゆるカラ風呂と呼ばれ、入れこにした箱のように浴室の中に浴室があるものである。他に蒸風呂の伝統の話。 |
五十三次草鞋日記 |
伊藤銀月 著 |
金尾文淵堂 |
1907/05/25 |
明治後期の東海道旅行記。旅先での便所・風呂の心得など。 |
骨董集・燕石雑志・用捨箱 |
山東京伝 [ほか]著 |
有朋堂書店 |
1915/08/28 |
それぞれ江戸時代の作品で、山東京伝・曲亭馬琴・柳亭種彦の著。『骨董集』には銭湯のはじめ、行水船居風呂船、ざくろ風呂、板風呂について。『用捨箱』には荷い風呂について記述がある。 |
こどものとも 446号 : 1993.5 ふくのゆのけいちゃん |
秋山とも子 作 |
福音館書店 |
1993/05/01 |
おふろやさんの1日を描いた絵本。ペンキ絵を描く様子や、5月5日こどもの日のしょうぶ湯の様子。 |
ゴビ砂漠 |
山上政之 著 |
二宮書店 |
1985/11/15 |
太平洋戦争前夜、北京海軍武間府に着任した著者の見た中国世相。当時の北京の銭湯の様子。背中の流し方や銭湯でのサービスについて。他に水売りの話もある。 |
娯楽の江戸 |
三田村鳶魚 著 |
恵風館 |
1925/07/20 |
延享3年の吉原細見夕紅葉の序文に記述がある程、当時吉原郭内では、混浴が名物。禁令前で市中でも混浴だったが、普通、婦女は男の入浴者を避け、夜遅くに行った。 |
古老が語る江東区のよもやま話 |
東京都江東区 編 |
東京都江東区総務部広報課 |
1987/12 |
明治・大正の話。風呂屋の流し(背中を流す仕事をする人)のこと。関東大震災で繁盛した銭湯。若い頃に銭湯で働いていた女性の思い出。長屋の行水。 |
古老が語るふるさとの歴史 中央編 |
横須賀市市長室広報課 編 |
横須賀市 |
1981/03/31 |
明治・大正の話。風呂屋の流し(背中を流す仕事をする人)のこと。関東大震災で繁盛した銭湯。若い頃に銭湯で働いていた女性の思い出。長屋の行水。 |
さあ横になって食べよう 忘れられた生活様式 |
バーナード・ルドフスキー 著 奥野卓司 訳 |
鹿島出版会 |
1985/11 |
中世およびそれ以前からの入浴文化の変遷に関する考察。西洋だけでなく日本・東洋にもふれる。入浴を描いた中世から近世の絵画の掲載豊富。 |
最近に於ける米国見物 |
菅原守 著 |
広陵社 |
1924/06/10 |
大正期のアメリカ視察記。西洋風呂と日本の比較。アメリカでは病気休養後の登校児童を校医が必ず診察し、全治登校者や恵まれない子供、汚れた子供には入浴できる施設を使わせた。 |
サザエさんの秘密 |
世田谷サザエさん研究会 著 |
データハウス |
1993/03/21 |
「サザエさんの精霊は風呂桶に宿る」−磯野家のお風呂場や波平の銭湯好きなどサザエさんとお風呂に関する話あり。 |
雑学艶学 |
西沢爽 著 |
ゆまにて出版 |
1979/07 |
「考訂・風呂の雑学」として、風呂と湯はちがう。腰巻きで火事を消した話。丹前とドテラの違い。珍奇風呂いろいろなど。 |
札幌事始 |
札幌市教育委員会文化資料室 編 |
北海道新聞社 |
1979/01/30 |
札幌で風呂屋が開業したのは明治3〜4年ころらしい。また本格的な湯屋は、明治6年の東京湯がそのはじまりである。他に飲料水や、下水道などについての記述もある。 |
さっぽろ雑学ノート |
武井時紀 著 |
みやま書房 |
1983/03 |
札幌で最初の風呂屋は明治3年に開かれた。宿屋、風呂屋、豆腐屋は、開拓期には必要な商売で、道内の他の開拓地にも共通するのではないか。 |
さも虎毛の三毛 住まいの愉快学 |
土屋耕一 著 |
住まいの図書館出版局 |
1987/12 |
住・食・言葉」についてのエッセイ集。「ひと風呂あびて流れを変える」−入浴することで、それまでの生活の流れが、ここでがらりと切り替わる。 |
産業革命と民衆 生活の世界歴史 |
角山栄 著 |
河出書房新社 |
1975 |
1850年〜1860年のイギリスの庶民生活。衛生費は、土曜日の午後公衆浴場へ行き、入浴と洗濯のための費用だった。公衆浴場の中に洗曜場があり、入浴をせず洗濯場だけを利用することもできた。 |
三光鳥の鳴く朝 随筆 |
直良信夫 著 |
葦牙書房 |
1946/10/20 |
寝る前に一風呂浴びるのはこたえられない。著者の家では銭湯へ行くが、銭湯では、ふだんは知らない同志の人でもニコニコと話したりする。そんななごやかで朗かな気持ちで世の中を渡りたい。 |
さんご抄 平山孝随筆集 |
平山孝 著 |
四季社 |
1957 |
デンマークで体験したトルコ風呂。サウナ、垢すり、マッサージは体の皮がむけるかと思ったが、気持ちが良く、終わってから飲んだビールはうまかった。 |
三十年の歩み |
三十周年記念史編纂委員会 編 |
東京都環境衛生協会 |
1984/06/14 |
社団法人・東京都環境衛生協会の三十年史。公衆浴場、クリーニング業、理容・美容業、旅館業などの歩み。 |
30年のあゆみ |
東京都公衆浴場商業協同組合 編 |
東京都公衆浴場商業協同組合 |
1980/10/02 |
江戸時代から昭和までの協温組合前史。東浴30年。公衆浴場の歴史。 |
散歩の達人 都会の湯で憩ふ |
弘済出版社 編 |
弘済出版社 |
1995/11/25 |
「東京銭湯88ヶ所巡礼」−トラディショナルな憩いの銭湯、温泉気分が味わえる露天風呂付き銭湯などを、写真付きで紹介。 |
散歩者 |
永井竜男 著 |
毎日新聞社 |
1973 |
著者の切抜帖の新聞記事にみえる銭湯で起きた事件。板の間稼ぎで盗んだ時計を盗まれた女性。銭湯で、閉店まで粘れば警察に引き渡されるだろうと考えたが、処分されなかった刑務所志願の男の話。 |
シアワセの銭湯旅 |
図師真吾 文・挿絵 |
けやき出版 |
1997/10/07 |
全国850軒もの銭湯を訪ねた著者が印象深いエピソードをいくつか選びできあがった本。固いお湯、軟らかいお湯とは? 入浴マナーについて書かれているコラムもあり。 |
時代風俗考証事典 |
林美一 著 |
河出書房新社 |
1977/10 |
風呂と銭湯。風呂の始まりは蒸風呂。ざくろ口と湯女。風呂褌と湯文字。江戸の銭湯と据風呂など時代考証の立場から。挿絵も豊富に引用。 |
下町残照 TOKYO DOWNTOWN BLUES |
村岡秀男 著 |
朝日新聞社 |
1988 |
都内足立区の大黒場の写真。外観は宮造り、折上格天井の花鳥の絵、浴室のタイル絵など。経営者の談話も。他に屋内に井戸のある家の写真も。 |
下町の紋様 東京の下町追想イラスト集 |
遊佐喜美男 著 |
下町タイムス社 |
1982/10 |
東京都墨田区の風俗。戦前は、小高い所ヘ上ると目についたものに、銭湯の煙突があった。梅の湯の三助さんは評判が良った。また、湯あがりの女性の浴衣姿のあでやかさ。 |
失楽園物語 |
板橋雅弘 岩切等 著 |
マガジンハウス |
1992/06 |
かつては繁盛していたが、今では消えつつある娯楽施設。年々減少する東京の銭湯だが、都心青山の「松乃湯」も廃業した。周辺の風呂なしアパートの住人達はどうしたのだろうか。 |
支那街頭風俗集 |
宮尾しげを 著 |
実業之日本社 |
1939/05/06 |
昭和初期の頃の中国の風俗。銭湯(澡堂)の看板の文字は、その銭湯のランクや種類を表わしている。例えば、「盆地両便」は、盆は一人風呂、洋風バスを地は共同風呂ということである。 |
支那の体臭 |
後藤朝太郎 著 |
汎文社 |
1933/09/15 |
中国の銭湯の風俗。厠事情。 |
支那人の生活と江南の風物 |
奥田正男 著 |
海外教育会 |
1929/11/05 |
この国の住居は、中流以下と以上ではお話にならぬ差異がある。浴室は、余程上流の社会を除いて普通備付けていない。 |
支那人の見た日本人 |
信濃憂人 訳編 |
青年書房 |
1940 |
中国知織階級の人々が見た当時の日本の様子。日本の銭湯、特に女湯の風景について。 |
信濃町の今昔 |
五十嵐喜市 編 |
五十嵐喜市 |
1975 |
昭和18年頃のこと。警防団風呂の生い立ちと信濃湯への移り変わり。戦後の復興期の燃料不足に考え出された工夫。 |
上海酔眼 |
村松友視 管洋志 著 |
講談社 |
1985/10 |
上海の高級銭湯。男が垢をこすってくれる様子。 |
住所と日付のある東京風景 |
富田均 著 |
新宿書房 |
1989/07 |
中央区月島や佃には、まだ多くの銭湯が残っている。これはこの地域が「都市化の荒波」をまともに受けていないからだろう。また、台東区上野や谷中、千代田区神田の名物銭物も紹介。 |
住宅設備情報ガイド 快適で安全な住まいづくり |
日本能率協会 編 住宅設備展事務局 編 |
日本能率協会 |
1995/11/07 |
「沐浴、浴槽、浴室の歴史的経緯と現状」。写真図版多数。 |
秋風三千里 菊池傲霜庵随筆 中国四十年の回顧 |
菊池貞二 著 |
南北社 |
1966 |
平安以来の名物で、明治以降中絶していた八瀬釜風呂を再興した人の話。また中国風呂には、紳士用・婦人用・庶民用の別があり、顔ソリや散髪等の職人がいた。 |
じふろくささげ いとう句会随筆集 |
いとう句会 編 |
黄楊書房 |
1948 |
「法隆寺入浴記」。真夏の法隆寺で体験した蒸し風呂の思い出。頭に濡れ手拭をのせ、三畳足らずの天井の低い浴室に入った。口をあけて湯気を呼吸すれば楽だが、貧血を起こしそうだ。 |
白木黒木 |
伊東忠太 著 |
北光書房 |
1943 |
東西諸国の浴場の今昔として、最古のギリシャの公衆浴場、ローまのカラカラ浴場。トルコの蒸し風呂、宝石をちりばめたインドの浴場。中国の銭湯の寺の施浴と銭湯の繁栄。 |
シルクロード建築考 |
岡野忠幸 著 |
東京美術 |
1983/07 |
トルコの港町ウシュクダルの本場のトルコ風呂。結婚式前の花嫁と出産後40日の母親を風呂場ヘ連れていく儀式があるという。 |
新・中国事情 近代化をめざす政治・経済から大衆の暮しぶりまで |
石川昌 著 |
日本実業出版社 |
1979/01 |
現代中国の楽しみの一つ、風呂屋。一般に中国の人々は、日頃は身体の一部をお湯でふき10日に1度程公衆浴場へ行く。大きな風呂屋には個室もあり、マッサージも頼める。 |
新東方見聞録 |
ポール・ボネ 著 |
ダイヤモンド社 |
1977/01 |
「何事も豪華絢爛」の項−質素な本場フィンランドのサウナに比べ日本のサウナは豪華絢爛。他にフランス料理店の内装など、日本では何もかも豪華絢爛になってしまう。 |
新トルコ風土記 大地の調べ歴史の宴 |
赤松順太 著 |
東洋経済新報社 |
1984/12 |
イスタンブール中心街のガラタ宮殿浴場の入浴体験談。ホール、更衣室など一応清潔。入浴料は規定料金1000リラ(1400円)だが、マッサージ、チップなどで2500リラに。 |
新蒙古風土記 |
フォーバス 著 高山洋吉 訳 |
育生社 |
1938/10/20 |
モンゴルの都ウルガの豪華な浴場。湯に入り按摩や茶、嗅煙草のサービスを受けわずか30銭。入浴は人々の最高の楽しみだった。 |
人生の余白 |
渡辺幸守 著 |
日本林材新聞社 |
1970/03/03 |
伊豆のホテルの純金風呂体験記。およそ30の湯殿は、四方金色のガラス張り、湯舟は、一段高くなった大理石の中央の金色燦然たる鳳凰型である。風呂場には桶もなく、湯につかるだけになっている。 |
寝台車物語 |
中島幸三郎 著 |
松山書房 |
1957 |
青函連絡の朝風呂で出会った正体不明の女性の話。大正4〜5年頃の急行寝台車の浴場施設と逸話。 |
新中国 |
木村荘十二 著 |
東峰書房 |
1953 |
誕生間もない中華人民共和国。集合住宅には1M2程に区切られた新式のシャワー浴場がある。シャワーでは物足りない向きもあるが、当時としては一番現実的。 |
新聞風俗帖 筆からエンピツへ |
渡辺一雄 著 |
富士書苑 |
1954 |
明治初期の銭湯にまつわるエピソード。温度と入浴回数を間違えた客、客寄せのための景品サービスなど当時の新聞から紹介。 |
新編江戸時代漫筆 |
石井良助 著 |
朝日新聞社 |
1979/02/20 |
江戸時代の法制をわかりやすく解説。湯屋のこと。 |
新編江戸時代漫筆 |
石井良助 著 |
朝日新聞社 |
1979/03/20 |
江戸時代の法制をわかりやすく解説 |
随筆・浅草 |
一瀬直行 著 |
世界文庫 |
1966/01/20 |
吉原に近い風呂屋の入浴風景。人間もよう。浅草を舞台にした文学作品にみる昔の遊廓の風呂場風景。 |
図解で見る江戸民俗史 |
市川正徳 編 |
集団形星 |
1972 |
仏教が普及させた入浴の習慣。高貴な家のとり湯(釜と湯舟は別)。江戸の湯屋と大阪の風呂場。また、入浴時の姿の変遷などをイラストで。 |
図説大江戸の賑わい |
高橋雅夫 編 |
河出書房新社 |
1987/11 |
江戸時代の銭湯について。銭湯は裸のつき合いの場であり、その二階は朝後の憩いの場であった。初めは刀を預かる名目だったが、明治になって風紀を乱したため明治18年(1885)禁止された。 |
ストーンテリア VOL.6 : 1986.7 石と風呂 |
エス 編 |
エス |
1986/07/30 |
古代ロ秩マ・インドとイスラム圏の浴場建築。日本における石と風呂の歴史。日本各地の温泉。ヨーロッパの温泉地。 |
住まいと暮しの民俗学 都市民俗学 |
望月照彦 著 |
未来社 |
1988/11 |
風呂好きの民族性。浴室の歴史。現代の浴室といったテーマの記述。 |
住の神話 |
吉田桂二 著 |
鳳山社 |
1985/08 |
洋風呂は単なるタライであり、いわば移動可能な家具の一種と著者はいう。日本・世界のお風呂の形態や歴史をながめ、東西入浴文化の違いを語る。また伊賀のふごぶろの話なども。 |
生活学 |
日本生活学会 編 |
ドメス出版 |
1978/12 |
橋本敏子氏による『銭湯に関する一考察』を掲載。コミュニティ施設としての銭湯。門真市における銭湯、銭湯でのつきあい、コミュニティにおける銭湯の役割と今後の展望など。 |
西洋雑学案内 |
春山行夫 著 |
平凡社 |
1976 |
「入浴」の章。ギリシア・ローマ。風呂の頽廃。キリスト教の入浴。入浴の復活。浴場の廃業。浴槽と便器。19世紀の国民浴場。現代の浴室設計など。 |
西洋職人づくし |
ヨースト・アマン 版画 ハンス・ザックス 詩 小野忠重 解題 |
岩崎美術社 |
1970 |
16世紀に出された、木版画に8行詩を添えて世の中のあらゆる仕事を解説した本。風呂屋と桶屋の木版画がみられる。当時の風呂屋での入浴を紹介。 |
西洋風俗記 |
松葉卓爾 編 |
図書房 |
1900/02/05 |
明治中頃の西洋風俗紹介記。「湯屋」の項にロンドンの湯屋の話。ランクによる湯銭の違いや、設備の様子など。わずかながらフランスの記述も。 |
世界性風俗じてん |
福田和彦 著 |
河出書房新社 |
1987/03/04 |
古代から近代までエピソードでつづる性風俗事典。カラカラ大浴場は美女の品評会。結婚披露宴で。湯治は生命の洗濯。この世の楽しみは湯女のいる風呂など。 |
世界性風俗じてん |
福田和彦 著 |
河出書房新社 |
1987/03/04 |
エピソードでつづる性風俗事典。近代から現代まで。娼家を兼ねたロンドンの高級浴場の話など。 |
世界浴場史 |
キャバネ 著 矢口達 訳 |
国際文献刊行会 |
1928/08/20 |
フランスの風俗史家キャバネの書。本篇として古代・ギリシャ・ローマ・中世・ルネッサンス・ルイ14世から革命時代などの各篇。付録にインドや日本など各国の浴場の記述。 |
世田谷区公衆浴場活性化のための具体的な方策について |
世田谷区公衆浴場懇話会 編 |
世田谷区産業振興対策室 |
1990/07 |
公衆浴場の減少がめだっている。しかし、自家風呂を持たない人や下宿学生などにとって銭湯は不可欠である。そこで、公衆浴場の確保と魅力ある銭湯゛つくりをめざすための提言。 |
銭の歴史 |
八剣浩太郎 著 |
大陸書房 |
1978/03/07 |
三浦浄心『慶情見聞集』にみえる江戸の銭湯の歴史。男女混浴、ざくろ口、内部は暗く風呂の中で人が殺されていてもわからないほどだったという。江戸時代初期から昭和20年までの湯銭の変遷も。 |
セピア色の庶民史 |
石川真澄 文 朝日新聞社 編 |
朝日新聞社 |
1990/04 |
番台と市議−駆け出しの新聞記者だった筆者が、ある時、市議会議情からニュースソースを教えてほしいと言われ、逃げ帰った。その議長が銭湯経営者だった。番台に似つかわしい温厚な顔だった。 |
戦閑雑記 |
岡島寛一 著 |
有信社 |
1942/03/15 |
中国の銭湯の入浴体験談。一回10〜50銭でランクがある。浴槽は日本の銭湯に似ているが、しきりが多く極めて浅い。他に便所の話も。 |
全国駅前銭湯情報 |
銭湯を愛する旅人の会 編 |
STUDIO夢銀河 |
1996/08 |
夜汽車、ツーリング、サイクリング...宿に泊まらない旅人のために全国主要715駅の駅前銭湯を網羅。総数1080軒、全て案内図付。巻末に「銭湯の絵画展」などのコラムあり。 |
銭湯へ行こう |
町田忍 編著 |
TOTO出版 |
1992/02 |
著者が全国行脚によって集めた銭湯を、写真とエピソードで紹介。また、銭湯の建物が寺院のような格好をしているのはなぜか。銭湯大工一代記、番台考現学、ペンキ絵ギャラリーなど。 |
銭湯へ行こう・イスラム編 お風呂のルーツを求めて |
八尾師誠 編著 |
TOTO出版 |
1993/03 |
中東・イスラム地域にも銭湯(ハンマーム)がある。生活と密接に結びついた都市施設であるハンマームを、歴史、民俗、社会、建築、文学、現代風俗などの視点から多面的に捉える。 |
銭湯へ行こう・旅情編 10年1089軒行脚の記録 カラー版 |
町田忍 著・写真 |
TOTO出版 |
1993/09 |
全国の銭湯を巡って旅を続ける著者の銭湯ガイドブック。年々減少する銭湯だが、銭湯のペンキ絵やタイル絵には貴重なものもある。ペンキ絵師の紹介や、銭湯のポスター、銭湯を支える人々など。 |
銭湯の歴史 |
中野栄三 著 |
雄山閣 |
1970 |
「入浴史」「浴場史」「銭湯史」「入浴雑考」の各章。「入浴雑考」の中には、湯具の種々相、湯屋組合と定め、洗場手引章、湯語教、湯屋万歳暦などの各項。銭湯暦年表付き。 |
銭湯MAP東京 銭湯へ行こうデータ編 |
町田忍 銭湯探偵団 編 |
TOTO出版 |
1995/06 |
露天風呂、天然温泉、サウナ、駐車場付きの銭湯など、目的別でもわかりやすく分類。地図、電話番号、定休日など詳しいデータ付き。 |
銭湯浪漫 湯気の中に人情が! |
中尾保 著 |
文芸社 |
2000/01/05 |
無くなりつつある銭湯の建物および内部の装飾を撮影した写真集。江戸時代から生き続けた伝統とその時代の文化を反映したローカル色豊かな全国各地の銭湯文化を紹介。 |
銭湯浪漫 消えゆく銭湯文化を求めて! 中尾保写真集 |
中尾保 著 |
光村印刷 |
1991/04/17 |
江戸時代から脈々と生き続けた伝統及びその時代時代の文化を反映した、ローカル色豊かな全国各地の銭湯文化を表現した写真集。 |
千夜一夜 |
須田栄 著 |
青蛙房 |
1960 |
昭和20年から30年にかけての風俗。銭湯の脱衣場で横行した板の間稼ぎ。昭和22年頃の銭湯は、設備は改善されたが、値だけ上がり、脱衣場は埃で、帰宅してから再び入浴する場合もあったという。 |
全浴連三十年史 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合 |
1990/03/31 |
販衆浴場の歴史を江戸時代から昭和63年まで年表でたどる。東大寺の大湯屋の写真。浮世絵に描かれた銭湯。現在の公衆浴場の写真、各都道府県の浴場組合のあゆみ。 |
川柳・雑俳からみた江戸庶民風俗 |
鈴木勝忠 著 |
雄山閣出版 |
1978/08 |
銭湯や行水を詠んだ川柳と雑俳。その他、井戸についての句も。 |
ソヴェト旅行記 |
野々村一雄 著 |
中央公論社 |
1961 |
ウクライナホテルのバスルーム。ソ連では浴槽の詮がなくなり、バスが使えないことがあるというので、部屋に入ると第一にこれを確かめた。 |
造船 |
大前玉男 著 |
ダイヤモンド社 |
1951 |
貨物船の居住設備の配置について。浴室と便所は排水口の関係からなるべく隣接させ、周囲は鋼装壁にし、床はセメントかタイル張りに。浴槽もタイルが多い。 |
『そうなんですよ』 |
大内行雄 著 |
大内行雄 |
1986/07/01 |
1985年6月、風呂好きな著者は、京都・妙心寺の浴室を拝観した。(「浴室雑感」) |
SOLAR CAT NO.12 : 1992 WINTER お風呂大好き |
ライフフィールド研究所 編 |
OM研究所 |
1993/01/01 |
日本人と風呂・お風呂で楽しむ季節の植物・身につけよう、体にやさしい入浴法・銭湯ぶらり旅・快適浴は浴室づくりから。 |
俗悪の思想 日本的庶民の美意識 |
石子順造 著 |
太平出版社 |
1971 |
「ああ!山紫水明−銭湯のペンキ絵」−子どもの頃から銭湯に通いつけていた著者が銭湯のペンキ絵について語る。 |
素心凡語 随筆 |
岡島藤人 著 |
天理教道友社 |
1951 |
銭湯の礼節。西洋人は日本の銭湯のように多くの人々が混浴することに違和感を覚えるようだ。しかし、後から入る人が先に入っている人に挨拶をしてから入浴する礼儀は良いものである。 |
ソ連の自然と生活 |
尾瀬敬止 著 |
南北書園 |
1942/09/20 |
当時のソ連浴場風景。ロシア名物愉快なお風呂。日本式銭湯−オブシチェーや西洋式浴槽、さらに家族風呂の様子。 |
TARZAN 第10巻第23号(NO.226) : 1995.12 カラダに効く、ココロにも効く!「風呂・温泉」徹底研究。 |
マガジンハウス 編 |
マガジンハウス |
1995/12/27 |
風呂・温泉の効果。症状別入浴法とシャワー法。銭湯壁画。目的別温泉大百科など。写真・挿し絵多数。 |
大英遊記 |
杉村広太郎 著 |
有楽社 |
1909/11/25 |
著者は朝日新聞社の特派員で明治40年にヨーロッパを歴訪。ウラジオからモスクワに向かう列車の中での入浴の様子。当時2ルーブルは高いが、シベリアの原野の真中での入浴は有難かった。 |
大正時代の思い出 |
伊藤多津子 著 |
伊藤音楽研究所 |
1987/07 |
幼い頃、父に連れられて行った銭湯の思い出。タイルが無かったので浴槽も洗い場も木で出来ていた。壁には富土山や紅葉など、季節によって風景も変わったようだった。まるで温泉の気分だった。 |
大正の話 |
札幌市教育委員会文化資料室 編 |
北海道新聞社 |
1987/12 |
札幌で大正14年以来61年間銭湯「北門湯」を営んできた人の回顧談。蛇口のない洗い場、朝湯は6時から、菖蒲湯や柚子湯などの催し湯、留湯などの話。 |
大正も遠く |
大島政男 著 |
日本社 |
1983/04 |
著者の記憶に残る大正時代の湯屋風景。三助の活躍。当時東京では風呂に行くと言わず、湯に行くと言った。 |
大聖寺城下町と町人社会 |
田中喜男 著 |
能登印刷・出版部 |
1990/11 |
100万石で知られる加賀藩の支藩であった大聖寺藩の歴史。166坪の湯女風呂が元禄元年(1688年)以前に存在していたという。 |
大正っ子の思い出 |
加藤八重子 著 |
加藤八重子 |
1983/09 |
東京の銭湯の話。家に風呂を作るまでは同級生の家が経営している銭湯に行っていた。三助の様子、お客のマナーやコミュニケーション、銭湯帰りに飲んだサイダーの思い出など。 |
大同小異帖 |
宮田重雄 著 |
龍星閣 |
1942/03/30 |
中国の町、大同、澡堂と呼ばれる銭湯の様子。垢すりはもちろん、顔そりからマニュキアまである。マッサージをたのんで寝そべっていると時間も忘れていまう。昭和15年〜16年のこと。 |
太陽 NO.345 : 1990.4 さよなら、東京 |
平凡社 編 |
平凡社 |
1990/04/12 |
銭湯ウォッチングの楽しみ。東京都内の有名な銭湯の写真と東京様式の特徴について。ペンキ絵は2時間くらい描いてしまう。番台については高めのものが多い。 |
大陸みやげ話 |
村野貞朗 著 |
村野貞朗 |
1940/12/25 |
昭和の初めの中国。一般の住宅には風呂はなく、毎日入浴する習慣もない。盛り場に風呂屋があるが、暇つぶしや享楽なので安くはない。池塘という、日本の銭湯式のものは、比較的大衆向きである。 |
台湾グラフィティ 台湾世界へのアプローチ・ハンドブック |
小宮清 新谷直恵 著 |
みずうみ書房 |
1985/12 |
上海風呂はサウナのあと垢すりをし、マッサージをする。女性用サウナを探し出すと、それは総合美容室だった。お客のほとんどは夜の仕事に出かける人だった。 |
高松今昔記 明治百年にちなむ |
荒井とみ三 著 |
讃岐郷土研究会 |
1967/10/06 |
銭湯よもやま話−弁当もってカラフロ入浴。鉄泉湯の熱湯和尚。銭湯経営の名物老人。 |
卓上四季 昭和17年11月〜26年12月 |
北海道新聞社 編 |
北海道新聞社 |
1985/07 |
昭和17年から26年までの朝刊連載のコラム。江戸時代からの朝湯の歴史と、その復活を喜ぶ筆者。その他、雁風呂について。 |
旅 第67巻第8号(通巻797号) : 1993.8 小さな船旅 |
日本交通公社出版事業局 編 |
日本交通公社出版事業局 |
1993/08/01 |
洋上風呂ベスト10−大型フェリーの浴室は、眺望抜群の位置に設けられ、設備も快適である。洋上での風呂三昧が味わえるフェリーを紹介。 |
玉の井という街があった |
前田豊 著 |
立風書房 |
1986/12 |
大正末期から太平洋戦争末期にかけて栄えた隅田川のほとりの私娼街の様子。現在でも銭湯が多いのは、娼家街が華やかだった頃の名残りと思われる。当時の女湯の非衛生状況について。 |
タモリのこれが世界の珍商売!! |
フジテレビジョン 著 |
笠倉出版社 |
1984/02/10 |
ミラノ駅の構内になるシャワー屋の話。シャワー室の他、風呂室、仮眠室などもある。 |
小さな建築 模型のトポロジー |
INAXギャラリー企画委員会 企画 |
INAX東京ショールーム |
1987/06 |
立板子、組上図といった起こし絵図。江戸後期の「湯屋新店の図」は、ひるがえる暖簾や格子窓ごしに内部がのぞける。江戸時代の庶民風俗がうかがえる。 |
竹頭帖 |
宮田重雄 著 |
文芸春秋新社 |
1959 |
戦後の医学者のエッセイ集。「水ききん」「逃げ水」「銀座おひるね所」など。 |
中国人の生活風景 |
柯政和 著 |
皇国青年教育協会 |
1941/06/05 |
昭和初期の中国人による中国文化の紹介。「支那風呂の極楽気分」−風呂屋に行くという事は、風呂の気分を味わい、かつ享楽することが目的。その他、風呂屋での小費(チップ)についてなど。 |
千代田区の物語 |
小丸俊雄 著 |
千代田週報社 |
1958 |
江戸小川町の堀丹後守の屋敷前に「清水風呂」などの数軒の風呂屋があり、丹前風呂といった。また江戸の風呂の入口「ざくろ口」の語源や、湯屋と風呂屋の違いについて。 |
塵々集 |
池田弥三郎 著 |
雪華社 |
1966 |
著者の子供の頃の銭湯の思い出。昭和初期には、銀座にも多くの銭湯があった。朝湯の男湯はあつかったので、母と一緒に女湯に入った。水を出して入っていると、よそのおばさんににらまれた。 |
陳真さんの北京だより くらしとことば |
陳真 著 |
大修館書店 |
1989/06 |
北京では、洗浄(お風呂)とは、ふつうシャワーの事。ふだんはシャワーで、周一回程、市内に約70軒ある銭湯へ。入浴料はシャワー26銭バス55銭。銭湯の中には足の病院まである。 |
唾と大地と水餃子 肌で触れた中国の人と風景 |
難波淳 著 |
主婦の友社 |
1986/11 |
現代中国の銭湯。白いタイル張りの浴槽は三つに仕切られており熱・温・涼の三段階の湯の温度が選べる。 |
帝政末期のモスクワ |
B.A.ギリャロフスキー [著] 村手義治 訳 |
中央公論社 |
1985/05 |
当時のモスクワの銭湯の様子。 |
てぬぐい風俗絵巻 |
川上桂司 著 |
雄山閣出版 |
1975 |
てぬぐいを切り口に、江戸の初期・中期・後期それぞれの湯屋の情景。当時の文献の紹介など。挿絵、写真豊富。 |
東京おもかげ草紙 |
佐野都梨子 著 |
中日新聞東京本社東京新聞出版局 |
1975 |
菖蒲湯の効用と菖蒲の邪気払いのまじない。銭湯の風俗について。三助の仕事とお世辞湯のこと。 |
東京建築懐古録 |
読売新聞社 編 |
読売新聞社 |
1991/12 |
足立区の銭湯・大黒湯を紹介。昭和初期に建てられた豪壮な宮造りで、入口の柱には大黒様が彫られている。数少なくなる東京の銭湯だが、大黒湯にひかれて引越して来たり、遠方からの客も多い。 |
東京時代 江戸と東京の間で |
小木新造 著 |
日本放送出版協会 |
1980/08/01 |
幕末から明治初期へと動く時代背景の中の混浴の取締りや、湯屋の改良について記述。他に当時の飲料水の状況も。 |
とうきょう下町昔のお店あれこれ |
小嶋敏子 著 |
小嶋敏子 |
1984/03 |
昭和初期の東京下町のさまざまな店をミニチュアで再現。洗い場にカランはなく、上がり湯は男女湯の境の大きな水槽から汲し出した。番台ではぬか袋や鴬のふんを売り、三助の流しの音が聞えた。 |
東京十二契 |
野坂昭如 著 |
文芸春秋 |
1982/11 |
昭和25〜39年までの、著者が暮らした土地との関わりを描く。四谷の銭湯に当時朝風呂があり、湯代は10円だった。老人達が楽しげに入浴していた。 |
東京情報コレクション |
現代新書編集部 編 |
講談社 |
1986/04 |
唐十郎『青春と銭湯で幻想する』−午後3時の一番風呂での幻想。著者の紹介する銭湯で西浅草のガラス湯は、ガラス工場の2階にあり、階下の余熱で湯をわかしている。その他、鶴乃湯の思い出。 |
東京銭湯マップ |
草隆社 編 |
草隆社 |
1999/10/10 |
平成11年8月31日現在営業中の東京都内の全公衆浴場1333軒を掲載。住所、電話番号、営業時間、定休日、浴場の特徴や設備など、地図付きで紹介。 |
東京銭湯マップ’94 : 1994.10 1010特別編集 |
草隆社 編 |
東京都公衆浴場業環境衛生同業組合 |
1994/10/10 |
平成6年8月現在営業中の全公衆浴場を掲載。住所・電話・休業日・浴場設備などを地図付きで紹介。 |
東京の温泉&銭湯 |
山と渓谷社旅行図書編集部 編 |
山と渓谷社 |
1994/05 |
23区内・多摩地区・伊豆諸島の温泉、健康ランド、東京の銭湯を紹介。写真・地図多数。 |
東京山の手の人々 |
藤島泰輔 著 |
サンケイ出版 |
1987/06 |
銭湯に対する感覚は、山の手に住む人々と外国人は似ている。著者が中学生の頃、フランスから東京に戻ったばかりで父親と共に銭湯に行った時の恥かしかった思い出。 |
東京路上博物誌 |
藤森照信 荒俣宏 著 春井裕 構成 |
鹿島出版会 |
1987/07 |
「銭湯美術館」−減少する都内の銭湯の考証。外観、内部、壁画を調べる。 |
東京市社会局時報 昭和9年10・11・12月号 住宅事業(市設浴場成績) |
東京市社会局 編 |
東京市社会局 |
1934/12/01 |
「住宅事業」−市設浴場の昭和9年9、10、11月成績。大人・小人別入浴者数、髪洗数、入浴料金。 |
東京市社会局時報 昭和10年4・5・6月号 住宅事業(市設浴場成績) |
東京市社会局 編 |
東京市社会局 |
1935/06/03 |
「住宅事業」−市設浴場の昭和10年3、4、5月成績。大人・小人別入浴者数、髪洗数、入浴料金。 |
東京人 第5巻第2号(通巻第29号) : 1990.2 東京を観光する |
都市出版 編 |
東京都文化振興会 |
1990/02/03 |
銭湯20選−現在、都内にある銭湯2000軒のうち、特に20軒を選んど特徴を記述。写真が豊富。 |
東京っ子 |
秋山安三郎 著 |
朝日新聞社 |
1962 |
東京の礼儀作法。湯屋で20年まで見られた柘榴口。5月の菖蒲湯。 |
東西浴場物語 |
浴場新聞社 編 |
浴場新聞社 |
1929/10/15 |
日本と世界の浴場物語。日本については、水浴時代から現代風呂にたいるまで。また、世界の浴場として、ローマ、トルコ、エジプト他の様子と、宗教と入浴の関係にもふれる。 |
当世・商売往来 |
別役実 著 |
岩波書店 |
1988/01 |
銭湯の歴史と壁に描かれた富士山の絵の効果について。もともと壁画は、浴客のお互いの羞恥心をやわらげるために描かれたものだったという。 |
どうもニッポン イラスト辛口日本案内 |
橋本勝 著 |
筑摩書房 |
1990/12 |
英訳つきの日本案内記。銭湯が減りつつあるのは残念で、いつまでも瓦屋根の木造建築で、高い煙突とのれん、番台、富士山のペンキ画は残っていてほしい。その他、温泉と国民性について。 |
土佐・庶民史話 |
平尾道雄 著 |
高知新聞社 |
1979/12/10 |
土佐には、寛文年間(17世紀後半)に、風呂屋があり、ここにわかし風呂形式の銭湯があった。その後一たんなくなったが寛政2年(1790)に復活、数も増えていった。 |
都市はステージ 大阪の魅力 |
|
サントリー不易流行研究所 |
1992/08 |
大阪の御堂筋から少し入った場所にある清水湯は、場所柄、多種多様な利用者が絶えない。利用者の立場で考えた、オーナーの努力とアイデアを紹介。他に、郊外のレジャー型銭湯についても。 |
トルコ民族の風俗 |
内藤智秀 著 |
八木書店 |
1942 |
トルコの公衆浴場ハマムの様子や入浴の要領など。また豪族の家庭風呂についても。 |
名古屋城雑記 特別史蹟重要文化財 |
城戸久 著 |
名古屋城振興協会 |
1978/03/07 |
戦災消失前の御湯殿書院御湯殿風呂屋形の写真あり。その他、黄金水と呼ばれていた天守内の井戸。 |
夏之家庭 |
|
民友社 |
1894/07/09 |
明治期の家庭生活。夏は、清潔を保つために、少なくとも隔日に入浴し、一日一回は行水をする。髪も、一週間に一〜二回は、石鹸かアンモニア水で洗うのが良い。 |
奈良県下国建見学提要 |
京大建築会奈良研究所 編 |
鹿鳴荘 |
1929/08/15 |
興福寺と東大寺の大湯屋について、沿革から構造形式、細部の建築手法を紹介する。 |
奈良の旅 今日の風土記 |
松本清張 樋口清之 著 |
光文社 |
1966 |
光明皇后ゆかりの風呂のある法華寺の話や、日本最古の井戸のある唐招提寺の話など。 |
なんでもチャレンジ 義司の突撃漫画ルポ |
鈴木義司 著 |
主婦の友社 |
1981/03 |
著者の銭湯入浴談。人間洗濯機、人間乾燥機、電気ぶろなどを体験したあと番台にすわる。 |
南満騎行 |
ジョージ・フレミング 著 指田文三郎 大江専一 共訳 |
朝日新聞社 |
1941 |
ヨーロッパ人のみた中国の浴場の印象。昔のローマの浴場に比べて、粗末であるとしている。 |
日本おんな噺 女がつくった江戸三〇〇年 |
樋口清之 著 |
文化放送開発センター出版部 |
1976 |
寺門静軒の『混堂(湯屋)』のいきいきとした浴場風景をわかりやすく紹介。 |
日本工業前史 |
田村栄太郎 著 |
東洋堂 |
1943 |
風呂は、風口ある爐口即ち風爐。浴槽を風爐といったのは遅くても鎌倉時代のはじめ。一般に風爐に入る習慣は室町時代から。他に塩風呂の起源や、江戸期の銭湯の燃料の話など。 |
日本古典文学大系 江戸笑話集 |
小高敏郎 校注 |
岩波書店 |
1966 |
古典文学に現れる湯屋の様子。『きのふはけふの物語』『鹿の巻筆』『軽口霧がはなし』『鯛の味噌津』などを収緑。 |
日本古典文学大系 浮世風呂 |
式亭三馬 著 中村通夫 校注 |
岩波書店 |
1957 |
式亭三馬の代表作のひとつ。前編・男湯の巻、二編・女中湯の巻、三編・女中湯之遺漏の巻、四編・男湯再編から成る。原著は、文化5年(1808)から文化10年にわたり刊行。 |
日本の美術 桃山の風俗画 |
山根有三 著 |
平凡社 |
1967 |
湯女の絵(17世紀前期)の他、風呂屋の絵など。 |
日本の民俗 愛知 |
礒貝勇 津田豊彦 著 |
第一法規出版 |
1973 |
当県と三重県・滋賀県に分布する篭風呂とは、独立した部屋を持たず、入浴時大きな篭で桶ごと覆って湯がさめないようにしたものである。 |
日本の民俗 愛媛 |
野口光敏 著 |
第一法規出版 |
1973 |
「民俗知織」の章の2.医療・保健・衛生の項に石風呂に関する記述がある。大正10年項に作られ昭和10年項まで使われた亀ヶ内石風呂や、今も湯治客が来る今治市桜井の石風呂など。 |
日本風俗史 |
藤岡作太郎 著 平山鏗二郎 著 |
東陽堂 |
1895/02/15 |
太古から源平時代までの風俗史。例えば「第5期平安時代」は概観、社会の情態、宗教、道徳、交通、衣食住(第一主家具調度)、冠婚葬祭、年中行事、歌舞遊戯からなる。 |
日本風俗史 |
藤岡作太郎 著 平山鏗二郎 著 |
東陽堂 |
1895/02/15 |
鎌倉時代から織田豊臣時代まで。「第8期室町時代」では、衣食住(第一節住居)に、京都貴族の第宅、武人の第宅、将軍の第邸などの記述があり、足利尊氏邸別の平面図もある。 |
日本風俗史 |
藤岡作太郎 著 平山鏗二郎 著 |
東陽堂 |
1895/02/15 |
「第10期江戸時代」の衣食住(第一節住居)に、井戸、浴室、風呂屋の記述。浴室は湯殿又は風呂場と称し、地獄風呂、鉄砲風呂、戸柳風呂、柘榴風呂、へそ風呂などがあった。 |
日本風俗史講座 明治時代の風俗・現代風俗 |
藤沢衛彦 著 今和次郎 著 |
雄山閣 |
|
柘榴口付の旧式を廃し、屋上に湯気ぬきをつけた明治の改良風呂は、明治10年、神田連雀町に鶴沢絞左衛門という人が始めた、など江戸から明治の塩湯など江戸の銭湯の変遷を記述。 |
日本人の生活史 |
増沢淑 著 |
日本書房 |
1942 |
「身体の清潔」の項に、石風呂、風呂、湯屋、江戸時代の浴場、据風呂などについて説明。他に井戸や上水道の起源についても。 |
入浴・銭湯の歴史 |
中野栄三 著 |
雄山閣 |
1984/01 |
わが国の入浴銭湯の歴史。入浴史・浴場史・銭湯史・入浴雑考の各章。 |
「入浴」はだかの風俗史 浮世絵で見るお風呂の歴史と文化 |
花咲一男 文 町田忍 写真 |
講談社 |
1993/02 |
入浴にまつわる情景を浮世絵で見る、江戸時代以降のお風呂の風俗史。現代の銭湯も。 |
庭にくる鳥 随筆集 |
朝永振一郎 著 |
みすず書房 |
1976 |
ノーベル賞受賞学者の随筆集。大名生活を享受するときの日本人の思考形式は銭湯の発達にも大きく影響しているという珍説を紹介。証拠として、銭湯の入口と二条城の玄関の相似を挙げる。 |
値段の明治・大正・昭和風俗史 |
週刊朝日 編 |
朝日新聞社 |
1981/01 |
三朝亭金馬師匠の銭湯にまつわる思い出と幕末から昭和54年までの入浴料の推移。 |
残されたる江戸 |
柴田流星 著 |
中央公論社 |
1990/06 |
初版は明治44年に発行。当時の生活の中に残された江戸趣味について。菖蒲湯は、湯上がりの菖蒲の葉の香りが心地良い。また、朝湯の風情。 |
博多の心 |
朝日新聞福岡総局 編 |
葦書房 |
1976/02/25 |
博多で木風呂を専門につくっている「山形や風呂店」の様子。 |
博物館明治村 |
明治村 編 |
名古屋鉄道 |
1980/07/01 |
明治村に保存展示されている明治建築の図録から、半田東湯。銭湯は、床屋と共に明治の庶民生活に不可欠だった。間口三間の建物、表構えや番台などに明治の古風な銭湯の面影をとどめている。 |
裸天国 世界浴場物語 |
植田敏郎 著 |
宮川書房 |
1967 |
随想・新篇浮世風呂。ドイツ浴場史素描。世界浴場史素描。日本浴場史素描。随想・温泉天国日本。健康の源泉。 |
楽園まで歩いて5分! 東京銭湯探偵団がゆく THAT′S SENTO |
飛行舎 東京銭湯探偵団 編 |
飛行舎 |
1987/01 |
銭湯大好き人間による東京の銭湯探訪記。他に東京の銭湯の起源。銭湯の歴史。健康的銭湯利用法。他雑学、エピソードも。写真豊富。全東京銭湯リストつき。 |
パリの銭湯 |
小沢栄太郎 著 |
法政大学出版局 |
1959 |
著者がパリの銭湯に入る話。入浴料100フラン。時間50分。殺風景な個室に半分程ぬるいお湯が入ったバスタブ。 |
巴里風物誌 |
渡辺紳一郎 文 佐野繁次郎 画 |
東峰書房 |
1955 |
パリジァンとしてパリの中にはまりこんだ生活記。パリで風呂付のアパートに住めれば上流階級、銭湯はあるが、中流階級は週一度、大衆庶民の入浴は祭か結婚式の前日くらいなのが潔癖なほう。 |
番傘・風呂敷・書物 |
幸田成友 著 |
書物展望社 |
1939 |
日本人は清潔好きで、産湯から湯潅まで水は生活に欠かせない。みそぎの思想や寺院の湯屋はそのあらわれである。日本と西洋の浴場の発達について述べ、特に江戸時代の銭湯について詳しい。 |
東日本と西日本 |
大野晋 他著 |
日本エディタースクール出版部 |
1981/12 |
東日本と西日本の文化風俗の違いを論じ、一例として風呂と湯をとりあげる。東京では湯とよび大阪では風呂といった。他に佐度のオロケといわれる風呂の話など。 |
ひざ小僧 随筆 |
秋山安三郎 著 |
雪華社 |
1966 |
東京の銭湯の正月2日の初湯について |
筆洗歳時記 |
堀古蝶 著 |
白凰社 |
1976 |
近頃は、下湯を使わないで湯船に入る人もいる。西郷隆盛は、いつでも石鹸でごしごし下湯を使ったそうである。また、右手で子供の手をひき、左手で桶を抱えて入って来る母親の姿に驚く。 |
日々の過ぎ方 ヨーロッパさまざま |
堀田善衛 著 |
新潮社 |
1984/04 |
日本人がヨーロッパの田舎で暮らすとなると入浴はどうすれば良いか。湯船があれば幸いで、あっても浅くてどっぷりつかれない。ヨーロッパにおいては、原則として、風呂はつかるものではない。 |
百年前の東京風俗探訪 |
遠藤鎮雄 編 |
学芸書林 |
1976/10 |
明治7〜9年発行の服部誠一による『東京新繁昌記』を書き下し文にし、注釈を加えたもの。新温泉場の項がある。 |
日向の村の思ひ出 |
川島伝吉 著 新しき村川島伝吉遺稿編纂委員会 |
知性社 |
1959/07/10 |
戦後の日向村大水路改築工事の思い出について。風呂場など。 |
風俗資料 第2冊 : 1930.5 ルネッサンス時代の混浴風呂 |
山下登 編 |
風俗資料刊行会 |
1930/05/15 |
ルネッサンス時代の浴場は、現代と違って特殊な性質を持っていた。男女混浴の風俗と、その発達による頽廃から混浴風呂の衰退まで。風俗史家として著名なエドワード・フックス氏の資料をもとに紹介。 |
風俗の社会学 |
井上俊 編 |
世界思想社 |
1987/01 |
橋本峰雄氏による風俗と思想。なぜ風呂か。二つの見学。風呂の歴史。風呂の思想。 |
風俗明治東京物語 |
岡本綺堂 著 |
河出書房新社 |
1987/05/06 |
明治34年、東京の銭湯やそこでの風俗も、江戸期に比べて変化しつつある。湯屋の種類と造り、湯銭と朝湯、菖蒲湯や柚湯、湯屋の二階、留桶と三助、湯屋の盗難などについて。 |
ブータン横断紀行 |
桑原武夫 編 |
講談社 |
1978/06 |
ブータン人はヒマラヤの民の中で例外的に風呂好き。川の近くに穴を堀り、水をひいて真赤な焼石を入れ、焼石風呂を楽しむ。 |
FUKUOKA STYLE VOL.8 : 1993.12 九州銭湯探訪記2 西九州篇 |
町田忍 著 |
福博綜合印刷 |
1993/12/10 |
「九州銭湯探訪記(2)−西九州篇」−久留米の凱旋湯、佐賀の唐破風銭湯、鳥栖の大正湯などを写真入りで紹介。 |
FUKUOKA STYLE VOL.7 : 1993.7 九州銭湯探訪記1 北部九州編 |
町田忍 著 |
福博綜合印刷 |
1993/07/15 |
博多をはじめ、九州北部の銭湯を巡る「九州銭湯探訪記」。九州の銭湯の特徴は、浴槽が浴室の中央にあり、蛇口が少ない。門司港駅のそばのモダンな銭湯や、博多の銭湯のマジョリカタイルを紹介。 |
FUKUOKA STYLE VOL.9 : 1994.6 九州銭湯探訪記3 南九州編 |
町田忍 著 |
福博綜合印刷 |
1994/06/30 |
「九州銭湯探訪記(3)−南九州篇」−熊本のくすり湯、天草の芳香湯、鹿児島の殿様湯などを写真入りで紹介。 |
府中街道 付・だいし道 |
白井禄郎 [等]著 多摩図書館 編 |
川崎市立多摩図書館 |
1974 |
街道の歴史。明治30年頃に新道が造られてから、付近には珍しい鉄鉱泉ができた。最盛期には1日80人くらい来て、泊りがけで入りに来る人もいたが、戦後は廃れて今では日に十数人の銭湯になった。 |
ふりむけば下町があった |
枝川公一 著 |
新潮社 |
1988/11 |
銭湯の絵師は「完壁な富士を描きたい」。都内に2人だけとなった浴場絵師、早川氏の生き方。 |
ふるさと小野田 |
ふるさと小野田編集委員会 編 小野田青年文化会議 編 |
小野田市教育委員会 |
1972/03/31 |
山口県小野田市に伝わる石風呂の歴史。その構造と入浴法について。石風呂は、負傷した人の保養や疲労、肩こりの治療なでに効果があったらしいが、現在では農閑期に老人が利用する程度だという。 |
風呂 |
中桐確太郎 著 |
雄山閣 |
1928 |
「風呂の語義及び由来」「風呂の構造及び変遷」「風呂生活の種々相」からなる。日本をはじめ、アメリカインディアン、スキタイ族の風呂についても。 |
風呂とエクスタシー 入浴の文化人類学 |
吉田集而 著 |
平凡社 |
1995/09 |
世界の様々な風呂のありようとその系譜をたどり、「恍惚としての風呂」について語る。シャーマニズムとの関連など。 |
風呂と湯のこぼれ話 日本人の沐浴思想発達史話 |
武田勝蔵 著 |
村松書館 |
1991/04 |
概説として、温泉と風呂と湯。浴槽の変遷と種類。湯屋の看板。三助と称呼の由来など。また各説では、朝湯と初湯、洗い粉、ぬか袋の話、福沢諭吉の銭湯経営。 |
風呂と湯の話 |
武田勝蔵 著 |
塙書房 |
1967 |
風呂と湯の区別。時院の浴堂。入浴と伝承。宮中の御湯殿。足利時代の風呂釜値段と湯屋新築用材。銭湯。薬湯。温泉。浴中に殺された人々。 |
ふろの研究 VOL.1 : 1983.8 大阪のふろや |
大一 編 |
大一 |
1983/08/20 |
ふろやの現況と分析。ファサード・脱衣室・浴室。ふろやの設備と機能。ふろやのシステム。ふろやの復権。 |
風呂のはなし |
大場修 著 |
鹿島出版会 |
1986/03 |
「入浴のはじめと浴室の歴史」「江戸時代の入浴事情」「近代の入浴改革」の各章。重源上人の入浴キャンペーンや明智風呂のメカニズムなどの話も。写真豊富。 |
風呂の歴史 古代と現在と未来 |
斉藤秀男 著 |
さいとう |
1993/01/02 |
「風呂桶は何故早く腐るのか。」という疑問から調べはじめた風呂の歴史。浴槽の変遷、銭湯の歴史、燃料の変遷などを、年表や写真をまじえ紹介。水道の歴史、流し台の起源についても。 |
ふろしき文化のポスト・モダン 日本・韓国の文物から未来を読む |
李御寧 著 |
中央公論社 |
1989/09 |
ふろしきの起源としてよく引用される『南嶺遺稿』には、室町時代には、大湯殿を建て近習の大名衆を入れたといい、入る時は衣服を包むのに使い、出る時は床に敷いて、その上で衣服を着たという。 |
フロ屋のおきて |
藤谷みつる 著 |
集英社 |
1994/09 |
銭湯が舞台となっているコミック。 |
フロ屋のおきて |
藤谷みつる 著 |
集英社 |
1995/03 |
銭湯が舞台となっているコミック。 |
フロ屋のおきて |
藤谷みつる 著 |
集英社 |
1995/08 |
銭湯が舞台となっているコミック。 |
フロ屋のおきて |
藤谷みつる 著 |
集英社 |
1992/07/20 |
銭湯が舞台となっているコミック。 |
フロ屋のおきて |
藤谷みつる 著 |
集英社 |
1993/05/19 |
銭湯が舞台となっているコミック。 |
風呂屋のオヤジの番台日記 |
星野剛 著 |
草隆社 |
1999/06/20 |
番台から見つめる人情の機微を、風呂屋のオヤジがユーモアと才気にあふれる筆致で綴ったエッセイ集。 |
風呂屋の富士山 |
町田忍 大竹誠 著 |
ファラオ企画 |
1994/10 |
浴場背景画の歴史。広告社の出現と歴史。浴場背景画談義。パフォーマンスとしての浴場背景画。浴場背景画ドキュメント。浴場背景画から学ぶこと。写真多数。 |
豊後の石風呂 |
入江英親 著 |
双林社 |
1980/05/15 |
大分県山香町の石風呂の解体修理と同県内の石風呂についての調査報告。俊乗房重源と石風呂。泉福寺施浴の石風呂。緒方町、臼杵市など県内各地の石風呂について。写真豊富。 |
北京の銭湯で 文化交流裏方記 |
小宮山猛 著 |
朝日新聞社 |
1989/04 |
1981年、北京の日本大使館に文化担当官として赴任した著者は、裸のつきあいを求めてまず銭湯へ行った。銭湯でのふれあいからスタートした文化交流裏方記。 |
北京繁盛記 花と女と剣と |
高木健夫 著 |
雪華社 |
1962 |
古代中国では3月3日に川でみそぎをし、香草で穢れをはらう風習があった。日本でも端午の節句には菖蒲湯をわかす。こうした花の風呂はヨーロッパにも多い。香妃のエピソードも紹介。 |
HE−SO BOOKへその素 |
久住昌之 著 |
ビクター音楽産業 |
1990/08 |
銭湯バンダイ!!(じゃなくて)バンザイ!!。シャワーもまたよし。サウナもたまに良し。風呂での遊び。 |
ベッド・バスブック |
TERENCE CONRAN [著] 小野村正敏 訳 |
三洋出版貿易 |
|
「眠りと湯あみの歴史」「スタイルを決める」「浴室をプランス」「浴室のすべて」「多目的に使う浴室」「子供たちのために」などの各章。他に便器の歴史、水洗装置、配管の歴史なども。 |
ペリー提督 日本遠征とその生涯 |
宮永孝 著 |
有隣堂 |
1981/06 |
「下田の25日」の項に、下田の混浴の公衆浴場をのぞいた水兵の話がある。 |
変態浴場史 |
藤沢衛彦 著 |
文芸資料研究会 |
1927/09/29 |
一般浴場史とは異なる変態的浴場史。例えば移動風呂や、監獄風呂をとりあげた「変態風呂釜種々相」や、二階風呂について書いた「変態浴場風景」など。 |
朗 第10巻第12号 : 1942.11 風呂場漫録 |
日本電建出版部 編 |
日本電建出版部 |
1942/11/20 |
「風呂場漫録」−風呂場についてのエッセイ。世界各地の風呂の紹介など。 |
ぼくの憂き世風呂 |
田村隆一 著 |
集英社 |
1980/07/25 |
銭湯を軸に各界著名人と著者との対話。谷中・菊の湯と吉本隆明、大阪・天満温泉と小松左京、葛飾柴又・帝釈湯と山田洋次、向島・松の湯と木の実ナナなど。 |
ぼくの遊覧船 |
田村隆一 著 |
文芸春秋 |
1975 |
戦前戦後の銭湯について。戦前は各町内に老人を中心とした朝ぶろ会があった。またサラリーマンも出社前に汗を流した。他においしい水の話。 |
北支物情 |
岸田国士 著 |
白水社 |
1938/05/01 |
中国北部の戦線に記者として従軍した著者の、当時の中国風呂体験談。 |
北満三河露人の住宅と生活 |
南満州鉄道調査部 著 北満経済調査所 編 |
博文館 |
1943/03/15 |
中国東北部の三河地方。風呂は蒸風呂で、母屋からかなり離れている。その構造と中の様子、入り方など。 |
北海道を探る : 1986.9 生活と民俗文化 |
北海道みんぞく文化研究会 編 |
北海道みんぞく文化研究会 |
1986/02/28 |
大正末期、函館郊外の大野町の銭湯に嫁いだ女性の半生。風呂屋の様子や苦労話。 |
ぼらのへそ 随想集 |
中野好夫 著 |
弥生書房 |
1957 |
銭湯の持つ庶民の味は悪くないが、戦後はどうも困ったことがある。子供の多い時間は特にいけない。昔は母親と一緒に行って、人に迷惑をかけないように教えられたが、最近はどうなのだろうか。 |
香港旅の雑学ノート 出街・街坊・享受 |
山口文憲 著 |
ダイヤモンド社 |
1979/12 |
香港では風呂の普及率が高く、最低の公共住宅でも共同浴室がある。それども風呂のない人は、シャワーだけの無料の公衆浴室へ行く。逆にぜいたくな上海浴室の話も。 |
ポンペイ |
エゴン・カエザル・コンテ・コル 松谷健二 訳 |
みすず書房 |
1964 |
ポンペイでは生活水準が高まると、水道管を家に引きこみ噴水なども作った。公衆浴場には、婦人用浴室、熱気暖房装置もあり、社交と娯楽の場だった。 |
街を歩き都市を読み取る |
望月照彦 著 |
未来社 |
1989/04/25 |
横浜市中村町の銭湯・草津温泉の風俗。鉄筋コンクリート造りの建物で昭和5年の開業。風呂屋の2階を娯楽の場として使っていた名残りで今も三吉演芸場として利用者に喜ばれている。 |
街に煙突があったころ 「もの」で見る風俗20年史 |
清水潔 著 |
毎日新聞社 |
1988/09 |
昭和16年生まれの著者の銭湯の記憶。博多、東京、京都の銭湯の違い。また昭和40年からの入浴料金の推移など。 |
町の随筆 |
秋山安三郎 著 |
六興出版部 |
1948/02/18 |
終戦直後の湯屋の様子。混雑ぶり。汚ない湯、足りない小桶。 |
町屋と町人 |
|
学習研究社 |
1989/06 |
江戸の銭湯の歴史と、入浴の習慣。銭湯の営業時間や入浴料、看板などについて紹介。当時の銭湯の様子が一見できる見取図によって解説。 |
漫画の満洲 |
池部釣 [ほか]著 |
大阪屋号書店 |
1927/10/01 |
中国の銭湯・雙泉堂の様子。ひげを剃る、湯につかる。垢すり、手足の爪切りなどとても気持ちが良い。その他、熊岳城の砂風呂温泉について。昭和初期の中国旅行記。 |
漫画漫文極楽めぐり |
近藤浩一路 著 |
磯部甲陽堂 |
1919/04/01 |
別府の共同浴場は、素晴しく広く、浴客がいっぱいの千人風呂である。浴槽が雛段のように段に仕切られている。その他、瀬戸内海を渡る船中の朝風呂の気持ちの良さ。松山の共同風呂についても。 |
漫遊綺談満州は微笑む |
真鍋儀十 著 |
中和書院 |
1932/11/20 |
中国の銭湯体験記。一風呂浴びると三助が垢取りをしてくれる。香りの良いお茶を飲みながら爪を切ってもらい、マッサージしてもらう。ひげそりもしてくれる。 |
みつまめ随筆 |
秋山安三郎 著 |
朝日新聞社 |
1955 |
明治から大正時代、東京では銭湯のことを「お湯屋」といった。また、終戦直後の銭湯の風俗−板の間稼ぎ、出歯亀(女湯のぞき)。 |
宮さん宮さん 明治回顧 |
武田勝蔵 著 |
武田勝蔵 |
1969 |
国史学・古文書学者の明治期についてのエッセイ集。「明治の銭湯風景」−混浴の禁と柘榴口の廃止、改良風呂と散髪、流しの拍子と三助の由来、女湯のぞきの功罪など。 |
昔の金沢 |
氏家栄太郎 著 |
金沢文化協会 |
1932/05/05 |
明治初期に、男女混浴を禁止される前までの湯屋の様子。各所にあったが、本通りにはなかった。暖簾をかけた入口から脱衣場に接した流し板間、浴槽に入るには、引戸を潜って仕切りをまたぐ。 |
武蔵野に炊ぐ |
斉藤清衛 著 |
黄河書院 |
1937/10/29 |
昭和初期の東京。銭湯は、お金を払えば誰もが平等に気ままに振舞い、他人同志が裸で相対する。田舎で育った人は銭湯が苦手だというのがわかる。 |
武者窓 建築随筆評論集 |
佐藤武夫 著 |
相模書房 |
1941/03 |
中国の風呂についてー著者の入浴体験記。門を入るところからの見聞を詳細に記録。間取図もある。 |
胸より胸へ 随想 |
山崎朋子 著 |
筑摩書房 |
1976 |
銭湯フレンドー銭湯の中では裸のつき合いだが、お互いに名前や職業を知らず、街中で出会っても声をかけることをためらう。その他、銭湯での女性の、特に母親のマナーについて。 |
明治語録 |
植原路郎 著 |
明治書院 |
1978/10 |
言葉でたどる明治時代の世相。入込湯(男女混浴)、岡湯(銭湯)、ざくろ口、塩湯などについて解説。 |
明治百年を語る古老のつどい |
東京都千代田区 編 |
東京都千代田区 |
1969 |
明治の末から大正期の湯屋について。三助の生活、燃料の入手法、湯銭、カランの歴史と大阪・京都との違い、番台から見た世相など。 |
明治風俗故事物語 |
紀田順一郎 著 |
河出書房新社 |
1985/07 |
明治開化期の銭湯にまつわるエピソード。湯温は華氏90℃が適当との東京府庁のお達しを勘違いして90回入浴した男の話など。 |
明治風俗史 |
藤沢衛彦 著 |
春陽堂 |
1929 |
江戸の名残りをとどめる明治から大正にかけての湯屋の様子。その構造、風俗、衛生、湯銭などについて詳述。また、明治期の流行衣裳の中には、浴衣がある。 |
明治風俗史 |
藤沢衛彦 著 |
三笠書房 |
1941/12/15 |
江戸の名残りをとどめる明治初年から大正11年までの湯屋の変遷。湯屋の構造・風俗・衛生・湯銭などを、豊富な文献と挿絵を使い詳述。 |
明治風俗史 |
藤沢衛彦 著 |
三笠書房 |
1942/09/20 |
明治期における流行衣裳の中に、浴衣についての記述がある。 |
明治時代の風俗・現代風俗 |
藤沢衛彦,今和次郎著 今和次郎 著 |
雄山閣 |
|
柘榴口付の旧式を廃し、屋上に湯気ぬきをつけた明治の改良風呂は、明治10年、神田連雀町に鶴沢絞左衛門という人が始めた、など江戸から明治の銭湯の変遷を詳述。 |
目白三平の日曜日 |
中村武志 著 |
新潮社 |
1956 |
家庭風呂を持っていない目白三平が、転勤する同僚から風呂桶を譲り受け、自分で風呂場を作る決意をする。日曜ごとの大工仕事を完成するまで。 |
めだかの歌 |
後藤楢根 著 |
学園書房 |
1969 |
銭湯でのマナーの悪さと嘆く著者。洗い桶を足でけ飛ばして運んだり、いきなり湯舟につかったり。あり日、湯舟のへりに数人の少年が腰かけていて入れなかったため、著者は注意をした。 |
モデルノロヂオ 考現学 |
今和次郎 吉田謙吉 編著 |
学陽書房 |
1986/12 |
「銭湯風俗考現学14景」(入浴者コース調ベ)。 |
物語・女市場 |
高橋桂二 著 |
展望社 |
1982/01/20 |
江戸の名残りをとどめた湯女は、明治14〜15年まで、濃艶な姿を見せていたが16年になって取締りによりあとを絶った。 |
薬学外論 薬学から市民へのメッセージ |
東邦セミナーグループ 著 小山泰正 編 |
薬業時報社 |
1987/07 |
塩素風呂のルーツ。東京の下町の銭湯では、ろ過器で取り除けないアンモニアや細菌は塩素で消毒している。その弊害と、残留塩素が適量になるよう自主管理に努める銭湯の組合について。 |
八瀬大原の栞 |
無竹庵 編 |
無竹庵 |
1927/04/18 |
京都・八瀬大原の生活文化誌。「名所八瀬の竈風呂」などを紹介。 |
谷中・根津・千駄木 其の2 : 1984.冬 寒い日はお風呂へ行きませう |
谷根千工房 編 |
谷根千工房 |
1988/02/20 |
谷根千地域の、現在する15軒の銭湯めぐり。 |
谷中・根津・千駄木 其の5 : 1985.秋 銭湯特集補遺・太郎湯 |
谷根千工房 編 |
谷根千工房 |
1988/02/20 |
創業は昭和23年。戦後、銭湯が少なかったので、人の為になる商売はないかと思いつめて始めた。“太郎”は創業者の戦死した息子さんの名前。 |
谷中・根津・千駄木 其の29 : 1991.秋 ついでに聞く昔の銭湯 |
谷根千工房 編 |
谷根千工房 |
1991/10/15 |
初音湯の主人の話。朝風呂はあるし、元日以外は開けているし、風呂屋は大変だった。内風呂があっても、家長より先に入るわけにいかないので、女子供は風呂屋に行っていた。 |
湯の聖と俗と 風呂と温泉の文化 特別展 |
兵庫県立歴史博物館 編 |
兵庫県立歴史博物館 |
1992/03 |
平成4年に兵庫県立歴史博物館で開催された特別展の図録。豊富な図版と資料を解説し、日本における風呂と人とのかかわりを探る。 |
YOUの湯 |
せたがや界隈研究会 編 |
世田谷区産業振興部消費生活課 |
1992/01/01 |
銭湯の歴史。お風呂屋さんの一日。銭湯の効能。銭湯美術館(ペンキ絵)。お風呂屋さんグッズ。アンケートとして、外人さんの銭湯観、女子大生に聞いた銭湯など。 |
遊女と廓の図誌 |
小野武雄 編著 |
展望社 |
1983/08 |
江戸時代、市中の風呂屋におかけた私娼としての湯女について。 |
遊女風俗姿細見 |
足立直郎 著 |
展望社 |
1976 |
江戸の湯女に関する当時の各書を紹介。『煙華漫筆』によれば江戸はもちろん、大阪においても湯女は一種の娼婦であったと考えられる。 |
余が見たる丁抹の農村 |
山田勝伴 著 |
有精堂書店 |
1925/04/13 |
コペンハーゲンの西に位置するロスキールの公設浴場、一等大人75銭。小さな一室に浴槽があり、湯も水も自由に使える。 |
浴室風景 |
竹内逸 著 |
岡倉書房 |
1938/04/20 |
日本の箱風呂、桶風呂ほか、バーデンバーデン、中国の盆湯、アラブ風呂、ストックホルムの銭湯など、著者の入浴体験をまじえて。 |
浴場から見たイスラーム文化 |
杉田英明 著 |
山川出版社 |
1999/04/25 |
公衆浴場という具体的な事例を取り上げて、イスラーム文化の内面に分け入る。 |
吉原に就ての話 |
三田村鳶魚 著 |
青蛙房 |
1956 |
効果のあがらぬ風呂屋女の取り締りや、丹前風呂の位置など江戸の湯屋のもようの話題豊富。 |
世の中こんなにオモシロジー |
原田幸彦 著 |
主婦の友社 |
1983/12 |
風呂の研究とその成果。熱カロリーの弱い火で時間をかけてわかしたお湯は肌に優しい。 |
ローマの文化と建築 |
森口多里 編 |
洪洋社 |
1927/12/10 |
ローマ時代の公衆浴場。ローマ人の入浴習慣、浴場の構造。代表的なカラカーラ浴場とフォールム浴場の歴史を、遺跡の写真と共に紹介。 |
ローマ風呂騒動 ブルガリア |
スタニスラフ・ストラチエフ 著 真木三三子 訳 |
恒文社 |
1997/06/10 |
自宅の床下からローマ時代のモザイク装飾の風呂場が発掘されたことから生活がメチャクチャになった平凡なサラリーマンの話。 |
ローマ文明の跡を訪ねて |
浅香正 著 |
吉川弘文館 |
1975 |
ローマ時代の公共建物で、市民生活に密接な関係があったものは公共浴場だった。 |
羅馬風呂 水鳥散史 |
太田正孝 著 |
報知新聞社出版部 |
1923/11/25 |
大正期の報知新聞副社長のエッセイ集。「羅馬風呂」−ベルリン滞在中に体験したローマ風呂について。 |
路地裏から 1981年春―秋 |
関根弘 著 |
草思社 |
1982/03 |
1981年春から秋にかけてのエッセイ集。「浮世風呂−5月19日」−料金の値上げから、銭湯の変わりようについて綴る。 |
路次ぐらし 随筆 |
百田宗治 著 |
厚生閣書店 |
1934/09/19 |
旅先で、その町の銭湯へ行くのは楽しいものだ。厳寒の函館の銭湯の帰りに飲んだ甘酒のうまさ。越後の漁場の銭湯は、湯舟も生臭かったが、翌日市場で買ったいかの立派さに、湯の生臭さは忘れた。 |
ろしや風土誌 |
昇曙夢 著 |
日本出版協同 |
1950 |
ロシア名物バーニャには、共同風呂と家族風呂がある。それぞれの構造、入浴要領、湯銭のランクなども体験をふまえて記述。ロシアにおける蒸し風呂の起源についても。 |
ろまんすぐれい 随筆 |
山崎清 著 |
鱒書房 |
1956 |
戦前の話。ヨーロッパの夫妻が、東北の温泉で男女混浴する日本人に驚いた話や、礼儀の国・日本だから、素裸では悪いと海水パンツをはいて入った珍談。 |
我が野良哲学 |
梅津和郎 著 |
泰流社 |
1989/01 |
時計が午後4時を過ぎると気持ちが落ち着かなくなり、気に入っているカラオケ銭湯に行著者。そこで出合った「お角力さん」とあだ名される人の入浴は、減量のための難行苦行だった。 |
わたしの線刻画 随筆集 松村英一追慕と新武園夜話 |
土屋正夫 著 |
表現社 |
1986/01 |
風呂好きの日本人にもれず、毎日入浴しないと気のすまない著者が、風呂の歴史や風俗について解説。光明皇后の施浴や、式亭三馬と井原西鶴の文学に描かれる江戸の湯屋などについて。 |
わたり鳥の記 |
上原敬二 著 |
新光社 |
1922/05/30 |
シカゴのホテルで、床でからだを洗った日本人の話や、日本風の熱い風呂に入れるようになり喜んでいるアメリカ人の話など。 |
環衛業福祉普及セミナー 公衆浴場業 21世紀の公衆浴場業を考える |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合 著 |
全国環境衛生営業指導センター |
2000/05 |
「介護保険制度と銭湯福祉入浴」「21世紀の銭湯を考える−教育・健康・福祉の視点を中心として−」といったテーマの講演やパネルディスカッションをまとめたセミナー報告書。 |
公衆浴場における福祉入浴サービス事業調査研究報告書 PartU |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合 著 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合連合会 |
1993/02 |
公衆浴場が高齢者や障害者に入浴の機会を確保する福祉浴場として地域社会へ貢献できる施設かどうかを検討するためために行われた調査研究報告書。自治体における福祉入浴事業の現状を視察した報告や福祉浴場の可能性、事業の方向づけへの検討資料も添付。 |
公衆浴場における福祉入浴サービス事業調査研究報告書 PartV |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合 著 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合連合会 |
1994/02 |
公衆浴場が高齢者や障害者に入浴の機会を確保する福祉浴場として地域社会へ貢献できる施設かどうかを検討するためために行われた調査研究報告書。3年に渡って実施された調査研究をまとめた最終報告書。 |
公衆浴場の明日への道を探る |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合 著 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合連合会 |
1995/08 |
公衆浴場の活性化への道を探るために行ってきたアンケートや実態調査結果をまとめたもの。 |
公衆浴場の確保と利用促進に関する調査研究報告書 T |
三菱総合研究所 著 |
東京都生活文化局消費者部消費生活公衆浴場課 |
1996/08 |
東京都内の自家風呂保有・非保有実態および自家風呂保有者の公衆浴場に対する意識調査結果。 |
公衆浴場の確保と利用促進に関する調査研究報告書 U |
三菱総合研究所 著 |
東京都生活文化局消費者部消費生活公衆浴場課 |
1996/08 |
東京都民の公衆浴場利用機会の現状と公衆浴場対策の今後の方向性について分析・検討することを目的とした公衆浴場事業者および公衆浴場利用者の実態調査。 |
全国公衆浴場実態調査報告書 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合 著 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合連合会 |
1998/10 |
経営者の年齢、後継者の有無等経営関連、定休日、営業時間といった営業関連、シャワー、サウナ等設備設置状況ほか全国の公衆浴場についての実態調査報告書。 |
全国浴場新聞・縮刷版 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合 著 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合連合会 |
1998/03/20 |
公衆浴場業界唯一の情報機関紙である全国浴場新聞の昭和44年8月の創刊号から平成9年12月発行までの縮刷版。 |
銭湯浪漫 湯気の中に人情が! |
中尾保 著 |
文芸社 |
2000/01/05 |
時代ともに様変わりしつつある、消え行く銭湯文化の記録。 |
全浴連三十年史 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合 著 |
全国公衆浴場業環境衛生同業組合連合会 |
1990/03/31 |
大別して「全浴連のあゆみ」「都道府県浴組のあゆみ」に区分され、30年間の記録にとどまらず、歴史的背景をも加味した編纂となっている。 |
東京都における公衆浴場の入浴サービスについて 地域にやさしい公衆浴場をめざして |
東京都公衆浴場業環境衛生同業組合 著 |
東京都公衆浴場業環境衛生同業組合 |
1995/03 |
福祉入浴サービスに対して、東京都公衆浴場業環境衛生同業組合が具体的実施方策のあり方とその際の課題について検討した成果をまとめたもの。 |
2000年時代の公衆浴場 公衆浴場業のあり方と組合の役割 取り巻く環境の変化への対応 |
京都府公衆浴場業環境衛生同業組合 著 |
京都府公衆浴場業環境衛生同業組合 |
1999/03 |
京都における公衆浴場の経営実態や利用者実態などのアンケート調査結果と今後の公衆浴場のあり方をまとめた調査報告書資料。 |
入浴の女王 |
杉浦日向子 著 |
講談社 |
1995/09 |
東京、大阪、名古屋ほか著者がたずね歩いた銭湯や出会った人について書かれた本。 |